第15話「小休止」
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イヤーを当てて手伝ってやる。
ちょっと熱かったのか風を当てた瞬間、少し飛びずさるが適当な距離を置くと、まだ湿っている箇所に風当たるようにポーズを変えながら風を受け続けた。
備え付けのガウンを着て、下の部分を引きずりつつも部屋に戻った俺は、冷蔵庫にあった水をテトと共に飲んだ後、携帯のアラームをセットして布団に潜り込む。
修行中では味わうことの無かった待望の柔らかく軽い毛布に疲れも合わさり、入って直ぐに瞼が重くなる。
ふと、布団の上にテトが体を丸くして眠りについているのが見えて、俺は少し驚きの声を上げた。
昔は、一緒に布団の中へ入り込んで眠っていたのだが……大人になったということだろうか?
「……まあ。テトは、オス、だから……ね」
ちょっと寂しい気を感じながら、これが子供の成長を見守る親の気持ちかな?
と思い、軽く体を撫でてやってから俺は体をベットへと鎮めると静かに眠りについた。
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