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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――
第九章 極寒な銀世界
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???「・・・出てきた・・・。」
エド「ッおまえは!!!」
あの、黒髪で紅色の瞳をした少女がエドの前に立っていた。


エド「確かお前は・・・・第五研究所にうッ!!」
少女のことを思い出そうとすると頭が割れそうな程の激痛がはしる。
???「・・・無理に私のことは思い出さないほうがいい・・・頭、割れる・・・・。」
こっちを見て少女は無表情のまま静かに言う。でも、あともう少しで少女のことを思い出せそうなところまで来ているのに諦めるのは嫌だ!という事でエドは頑張って思い出そうとする。
エド「うっ・・・・あと、もう少し・・・・。」
???「・・・どうして、そんなに頑張る? 思い出したところで何も生まれないのに・・・・。」
頑張って思い出さそうとするエドに何故か悲しそうな表情で少女は言う。
エド「・・・ああ!思い出しだ!!」
やっとこさ、少女のことを思い出したエド。でも、少女は不満そうな顔でどこかに向かって歩いていく。


エド「あっ、おい待て!確かお前、俺がレンリを仲間に誘いに行ったあの日、レンリが俺を殺そうとしたときお前が出てきて止めたんだったよな?」
???「・・・思い出さなくてもいいこと・・・・。」
一瞬だけこっちを見てそう言うとまたどこかに向かって歩き出した。
エド「あっ、お前は何者だ!レンリは何処にいる?!」
???「・・・・・・・・・・・」
呼び止めるエドに少女は足を止めこっちを見る。
???「私は彼女の中に眠るもう一つの人格。彼女が気絶しているから私が出てきた。」
エド「もう一つの人格・・・?」
???「・・・名は・・・・・・0号、それでいい・・・。」
『スタスタ…』
エド「あっ、だから待て!もう少し詳しく教えろ!なんだ、もう一つの人格って!0号って!!」
言いたいことをすべていうとまたどこかに向かって歩き出す0号を追ってエドも歩き出した。
この絶壁の氷に覆われた極寒の銀世界の中を――


〜アルside〜



エドがどこかであったことあるような少女を追っている間アルとシレーナは美しい氷の世界をさまよっていた・・・。
アル「シレーナ大丈夫?寒くない?」
シレーナ「…大…丈夫……」
アル「うん・・・、大丈夫ならいいんだけど・・・」
シレーナのことを心配するアルだったが少し避けられる。アルはシレーナに好意を寄せてる?のかはよく分からないが何かとシレーナの役に立とうとするがいつも避けられて終わる。どうして、避けられているのかはアルにも分からない。
シレーナ「…あ……」
少し歩いていたシレーナが足を止めた。
アル「? どうしたのシレーナ?」
しえーなの顔を覗き込むと、シレーナは何かを見ていた。その見ている方向を見ていると、そこには・・・
アル「花? 花が凍ってる・・・
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