第三章
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見事大会で優勝した、部長は優勝した後で瑠璃子に対して満面の笑顔で言った。
「オリーブオイルがね」
「よかったですね」
「審査員の人達もそう言ってたわね」
そうだったというのだ。
「オリーブオイルが合ってるって」
「はい、そしてそのことは」
「貴女が言ったからよ」
まさにそのお陰でというのだ。
「有り難うね、優勝出来たのはね」
「そのオリーブオイルを出した」
「貴女のお陰よ」
「そうなんですね」
「ええ、やっぱりオリーブはね」
それはというと。
「貴女ね、これからもオリーブオイルを使う時はね」
「今回の大会みたいにですね」
「お願いするわね」
瑠璃子に笑顔で話した、そしてだった。
瑠璃子は料理部でもオリーブオイルの専門家の様に扱われた、だが彼女はこのことに天狗になることはなく。
いつもの調子でオリーブオイルをふんだんに使って食べていた、ムニエルを焼く油についてもだった。
「オリーブオイルがね」
「いいっていうのね」
「ムニエルの時も」
「実際に美味しいでしょ」
そのオリーブオイルで焼いたムニエルを実に美味そうに食べつつ姉達に話す。
「そうでしょ」
「まあね」
「確かに美味しいわ」
「そうでしょ、本当にオリーブオイルはね」
「いいのね」
「美味しいっていうのね」
「そうなの、私はオリーブオイルがあったら」
それでというのだ。
「もうそれでかなりいけるわ」
「全く、何処のイケメン俳優さんよ」
「何でもかんでもオリーブで」
「実際お料理作る時もやたら使うし」
「殆どあの人じゃない」
「私使う前に使っちゃう?とか言わないし」
その俳優の様にと返す瑠璃子だった。
「もう言う前にね」
「使ってるわね」
「それもいつもね」
「本当にいいから、オリーブオイル」
それで焼いて作ったムニエルを食べつつの言葉だ。
「だからね」
「今もなのね」
「使ったムニエル食べてるのね」
「そうよ、こうしてね」
「和食も中華もオリーブオイルで」
「洋食は言うまでもなしね」
「カレーの時も使うし」
野菜や肉を炒める時にだ。
「タイ料理だってそうだしね」
「タイ料理にも合うの?」
「そうなの?」
「私的には。今度部活でタイ料理作るけれど」
その時にというのだ。
「その時も使うわ」
「そういえば前にうちで生春巻き作った時もかけてたわね」
「ベトナム料理の時も」
「東南アジアのお料理にも合うのね、オリーブオイル」
「瑠璃子的には」
「そうよ、だからこれからもね」
瑠璃子は姉達に笑って話した。
「私は食べる時はいつもオリーブオイルよ」
「やれやれね」
「本当にオリーブオイル好きね、瑠璃子は」
「まあそれならね」
「楽しみなさいね、オリーブ
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