Knight's & Magic & Carrier 2
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うです」
「では、やるか」
陛下が照準を合わせてアームストロングを撃ち放つ。カルバリンの倍の大きさの炎が標的に向かって飛び、標的上部を半ばまでを融かす。
「一撃であれか。凄まじいな」
「3秒間隔で連射も可能です」
陛下は連射も試されて、その性能に満足される。
「使えるな」
「こちらもご用意しておきます。続いて主砲ですが、こちらはダインスレイブの小型版です。威力は標準の盾を2枚砕いて3枚目の表面で止まる程度です。次弾装填まで20秒ほどです」
「そちらの方は撃たんでいい。大体の想像はついた。杭の方のサンプルだけ上げろ」
「了解です。それでは我々からは以上となります」
「詳しい評価はまだ先になるだろうが、想像以上の物だった。資材もすぐに遅らせる。ただ、魔力転換炉は時間がかかるだろう」
「こちらも専用の設備の建設からですので問題ありません。魔力転換炉の精製方法さえ分かればこっちでどうとでもしますけど」
「それに関しても後だ。それだけ魔力転換炉の精製方法は秘匿されなければならないからだ」
「分かりました。今日の所は引いておきますが、あまり時間がかかると、どんなヤバイものが飛び出してくるか分からないということを覚えておいてください。私と団長は目的のためなら神だろうが鬼だろうが殺して、素材に出来るなら剥ぎ取りますから」
ロボや機械以外にも特撮なら手を出していたからな。強殖装甲とか超魔生物に手を出さないとは断言できない。さすがにDG細胞なんかは作れないとは思う。作れないと思うが手を出さないとは言い切れない。
「分かっておる。だが、これはわしだけでは決められん。製造元に問い合わせなければならんからな」
「王家が製造元ではない?そんなことで大丈夫なのですか?」
「無論だ。これはどの国でも変わらん」
外部生産で全ての国が同じ条件だと?西側の諸国の盾となっているこの国と安全圏の国が同じ条件。何かを見落としている。何を見落とした。違和感は、あそこに居るのはドワーフ?ドワーフ?ドワーフが居るのにエルフが居ない?そもそもドワーフという名が過去の偉人が名付けたものだ。オレとエルが居る以上、その偉人がオレたちと同類の可能性はある。つまり、ファンタジー系統で考えればドワーフと同じく亜人で特殊な技術を有していると思われる存在。エルフだな。
エルフだけが魔力転換炉を製造できる。そしてエルフにしか製造できない理由がある。知識量というわけでも工業力というわけでもないだろう。それは時間が解決してくれるからな。そうなると魔力そのものに関する何か。麻珠に特化していると考えれば、魔術媒体が存在する魔物よりの存在。そう考えるのが一番か。つまり魔力転換炉のアホなほど硬い金属を魔術でどうにかしているのだ
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