Knight's & Magic & Carrier 2
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ら、全部を搭乗者が補う必要があります。それに武装も2つを除いてハリボテで、自分で術式を編んでいます。普通に素体である幻晶甲冑に通常の騎士の武器をもたせるだけで通常の騎士との戦いなら十分でしょう。幻晶騎士相手には専用の武装と装備をつけたもので何人かで掛かれば倒せなくもないでしょう」
「ふむ、とりあえずコレも色々と試してみる価値はあるな。整備には十分使えるのだろう?」
「そちらは実証済みです。予備が何機かありますのですぐにでもお渡しできます。解説書もありますので、そちらも一緒に」
「うむ」
「オルター、予備と解説書の引き渡しの準備をしておいてくれ」
「了解です。それじゃあ、グリッドマンも戻しますね。あっ、そうだ、グリッドマン用のパーツの設計図を引いてみたので見て貰ってもいいですか」
「後でだ。私は陛下の案内がある。それでは陛下、次はスレイプニールの心臓部をご案内します」
「魔力転換炉を12基も使っている心臓部か。そこで問題点も説明するのであろうな」
「はい。実際に見ながらご説明させていただきます」
スレイプニールの心臓部である機関室は至ってシンプルで複雑だ。12基の魔力転換炉が置かれ、4基毎にパイプで繋がれて塊となっており、更にそこから壁中にパイプが張り巡らされている。そのパイプや魔力転換炉の周りを機関員が幻晶甲冑を着て飛び回っている。
「ご覧の通り、ここから魔力を全体に通しております。4基で1つのグループを作り、全体を支える強化魔法に回すグループと武装に回すグループと移動に回すグループに分かれています。パイプを繋ぎ替えることで配分を変えることも可能です。また、格納庫にもありましたパイプと接続することで幻晶騎士の魔力をこちらに回すことも、その逆も可能です。艦橋の機関長席から魔力残量を確認し、こちらにいる機関員に指示を出してパイプを繋げかえさせます」
「どれ位の時間で繋ぎ変えれる」
「お見せしたほうが早いでしょう。移動用の2基を武装用に回せ!!」
指示を出すと同時に素早く移動用と武装用の8基に取り付き、状態を確認する。
「あれは何をしている」
「魔力残存量と、負荷を調べています。ここで出来るだけ似ている物を選んで接続しなければ逆流が発生します。そうなると魔力転換炉に負荷がかかって、破損します。見極めが終わり次第、あの通り」
機関員が素早くパイプを外して付け替える。指示を出してから5分ほどで切り替わる。
「なるほどな。半分以上が魔力転換炉の測定か。欠点というのはこれか」
「はい。出来るだけ似ている物で繋ぎ変えておりますが、それでも負荷がかかります。それらは性能のバラツキによって発生していますので」
「製法を知りたいか」
「代替品を用意できるだけの知
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