夏合宿
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とになる。
「剛さん真姫ちゃんのお母さんと不倫してるんですか!?」
「ウソですよね!?ウソだと言ってください!!」
「学校の先生が生徒のお母さんとなんて・・・」
慌てた者や悲しそうな顔をしている者、それを見ていた剛は何のことかわからず説明を求めていた。
「アハハハハ!!」
場所を移し先程のファストフード店に戻ってきた面々。そこで彼女たちの勘違いを聞いた剛は腹を抱えて大笑いしていた。
「笑いすぎですよ、剛さん」
「いやぁ、すまんすまん。あまりにも面白いこと言うから・・・」
目元を拭い呼吸を落ち着かせる。事の真相を話そうとしたがまた笑いが込み上げてきたのでもう一度間を置いてから話を始めた。
「お前たちがよかったら合宿でもやってみようかと思ってな。んで、借りれそうな球場の近くに泊まれるところが真姫の家の別荘しかなかったからちょっとどうだろうかと聞いてみたんだよ」
「え!?そうなんですか!?」
監督も自分たちと同じことを考えていたと知りちょっと嬉しくなる。真姫のお母さんに面識が会ったことは驚きだが、そこは対して重要じゃないので保留。
「それで!?どうだったの!?」
「穂乃果、タメ口になってますよ」
失礼な言動は完全にスルーして不敵な笑みを浮かべる剛。その顔を見る少女たちはゴクリと唾を飲む。
「偶然空いてるそうなので、借りれることになりました〜」
軽い口調でそう言うと、選手たちは大喜び。ただ店内なのですぐさま絵里たちから注意が入り静まると、今後のことを話し始める。
「それで?どこでやるんですか?」
「球場ってことはこの辺だと借りれないと思うけど・・・」
不安そうなにこと花陽。剛はポケットをガサガサと漁ると1枚の地図を出す。
「俺たちが今回合宿を張るのは・・・
沖縄だ」
「「「「「沖縄!?」」」」」
全く予想だにしなかった合宿地。この合宿で彼女たちはどんなことを学ぶのか、ハラハラとドキドキで一杯になっていた。
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