Staynight編『英雄王』
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なった事でそれができなくなっている。ただの英雄なら使わなくても勝てるだろう。だが今回の相手...ギルガメッシュは桁が違う。まさに最強と言ってもいい。総刃が戦ってきた者達と比べたら見劣りするかもしれないが彼の宝物庫の中にはそんな物を打ち倒す宝具など有り余っている。故にユーリだろうとエンデだろうと彼が本気を出せば簡単に打ち倒せる。
だがヘラクレスはどうだ?勝てるか?そんな事はあるはずはない。ユーリには傷一つつけられずエンデに至っては攻撃は許されない。何故ならヘラクレスにはただ叩き斬るしかないからだ。持ち前の十二の試練があろうとそんな物は無駄だ。力の差は歴然、なのにヘラクレスは戦う。己が主を守るため、そのために戦う。
「さぁどうする?ヘラクレス!貴様にこの我の攻撃が捌ききれるか?」
ギルガメッシュは次々と宝具を打ち出す。ヘラクレスは叩き斬るがその巨体では攻撃の的だ。そんなヘラクレスがとった行動は
「■■■■!!」
「ほぅ、理性を失っても戦うための考えはできるか」
地面を壁にした。それを盾にして前に進む
近づいて斬るがギルガメッシュはバックステップで躱わす。そしてそこに宝具を当てる。
ヘラクレスは地面に張りつけられる
だが臆する事なく立ち上がり向かっていく
「それでこそ大英雄よ!この我を興じさせよ!」
「■■■■!!」
地面が崩れる。アインツベルンの城の中に入る。そこでイリヤを守りながら戦うヘラクレスの姿が
「そらそらどうした?人形を守っては貴様の全力は出せまい?いっそ子守りは止めてみたらどうだ?」
「...!!」
バーサーカーの体が赤黒く染まる。更に狂化したのだ
「そうか、惜しい事を...だがどうせは死ぬのが定めだがな」
ギルガメッシュが手で合図をすると宝物庫からまたもや宝具が、バーサーカーは四方八方から飛んでくる宝具を叩き落とす。例え自分の身が貫かれようと。主を...イリヤを守るために
「バーサーカー!」
「さて、これで十、次を受ければ後が無くなるぞ?」
(バーサーカーが負ける?そんな...あんなサーヴァントに?嫌だ...バーサーカーが死ぬなんて!でもアイツに敵わない...どうしても...っ!)
「...この先金髪で宝具を連射してくるヤツに会ったら迷わず俺を呼べ。いいな?」
イリヤは思い出す。マスターが七人揃ったあの日の夜、自分の去り際に言われた言葉を。
そして
「助けて...」
「?命乞いをしようとも」
「助けて!アーチャー!!!」
「ク....ハッハッハッハ!まさかヘラクレスではなくこの場にいもしない敵に助けを求めるとは!気でも触れたか?」
(...やっぱり嘘だった...当たり前だ。助けにくるはずがない。だって私
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