Staynight編『バーサーカー』
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「へぇ、貴方。見ただけで判るんだ。私のバーサーカーの宝具が...」
イリヤが面白い物を見つけた子供のように俺に声をかける
「言っていいなら言うが?」
「いいわ、言ってみたら?」
「───ヘラクレス」
「...正解よ。ソウハ...だっけ?」
まさかお前にそう呼ばれる日がくるとはな。言っとくが俺のあだ名...つけたのはイリヤ、他でもないお前だぜ?
「ヘラクレスですって!?」
「遠坂そんなに凄いヤツなのか?」
「凄いなんてもんじゃっ!伏せて!」
バーサーカーが砕いたコンクリートが回りに飛ぶ。そのせいで俺達は動きが制限された
だがバーサーカーはその石の雨を気にする事なく突っ込んでくる
「くっ!」
俺は見辛くなった視界でバーサーカーに応戦する。本当にバーサーカーかよ!
ただ防いだだけなのに後ろに吹き飛ばされる
セイバーが後ろから斬る。バーサーカーは蹴りを放つ。それをセイバーは見えない剣で防ぎ後ろに下がる。防戦一方だな。さすがにクラスカードの時みたいにはいかないか。なら
「汝、理を破りし者!交差!ユーリ・エーベルヴァイン!」
俺の服装は赤黒く染まる。それはユーリの暴走体の時のように...だが暴走している訳ではない。それにユーリ自身もこれを制御できるようになっている
「セイバー!隙を作ってくれ!」
「分かりました!」
外す訳にはいかない。倒せないまでも退かせるくらいはしないと
セイバーは何度も撃ち合う。まだだ...まだ。ここでもない。右手を構える。そろそろだ
セイバーがバーサーカーの武器を踏みつけて動けないようにして攻撃した。今だ!
「■■■■!?」
「遥か昔の大英雄、大きな試練を幾度も乗り越えた。でも今回の試練はここで終わり。だから...さよならです。エンシェント...マトリクス」
バーサーカーの胸部を貫く。だがそれは物理的ではなく魔力を奪う力。バーサーカーから出てきた巨大な槍はバーサーカーを貫き爆発する
「やったのか!?」
士郎さんそれフラグです。それにいかにユーリのエンシェントマトリクスが強いからといってもあの十二の試練をどうにかできた訳ではない。恐らく殺せて三回
「驚いた。バーサーカーを一度でも殺すなんて」
「なっ!?エンシェントマトリクスを受けて一回!?」
「リン、貴女のサーヴァント面白いわね。いいわ。今回は貴女のサーヴァントに免じて引いてあげる」
「あ、待て!イリヤ!」
「...何?」
「...この先金髪で宝具を連射してくるヤツに会ったら迷わず俺を呼べ。いいな?」
「...ふん、行くわよバーサーカー」
その巨体はドシドシと歩いて行く
「まさかあんな規格外のヤツ
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