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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第二話:旅は道連れ、世は情け無用。
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この町で占い師をしているルイネロの娘、ユリマです。お話しの邪魔をしてしまって申し訳ないのですけど……皆様にお願いがあって参りました」
「え! お嬢ちゃん何考えてんの? 俺等はこの醜い化け物の仲間なんだよ……怖くないの?」
「醜いとは何だウルフ!?」
「自覚無いの? それとも鏡を見た事ないの? もしくは一般と美的センスが大幅にズレてるの?」
相変わらずの失礼発言なウルポン。怒った方が負けです。
「本当に腹立つ男じゃな!」
はい、負けです。
トロデさんの大負けです。
「陛下……彼が失礼なのは、この半日で十分理解出来たでしょう。俺の存在で失礼な男には慣れてるハズなんですから、一々反応しないでくださいよ。それよりも、勇気を出して俺等に会いに来た美少女の方を優先させましょう」
どうやらアハトさんは自分が失礼な事を言ってる自覚があるようですね。
益々リュカ家の人間に適合しそうな人材です。
異世界である事が勿体ない……
「それでユリマさん……俺等に何の用件が?」
スマートな動作でユリマちゃんの側に近寄ったアハトさんは、優しい笑顔で私達に会いに来た用件を問うた。性格に問題がありそうだけど、根性が捻曲がってない分、ウルポンより人当たりが良さそうですね。
「あの……先程も言いましたが、私の父は占い師でして、以前は凄腕と評判でした。なので私も占いの勉強をしてるのですけれど……先日夢で“人でも魔物でもない者が現れ、悩み事を解決してくれるであろう”とお告げがあったのです」
「人でも魔物でもない……コイツか?」
ユリマちゃんの言葉を聞き、納刀したままの剣を腰から外し、鞘の先をトロデさんの襟首に引っかけ持ち上げると、ユリマちゃんに確認の為見せ付けるウルポン。扱いが雑……
「な、何じゃ貴様! 『人でも魔物ない』とは無礼だし、何より物みたいに扱うでない!」
「あ、ゴメンなさい……失礼な事を言ってしまいました」
多分トロデさんが怒ってるのはウルポンの扱い方だと思うんだけど、失礼発言の自覚があるユリマちゃんが泣きそうな顔で謝った。可哀想……
「貴女が謝る必要は有りません。陛下も大人気無いですよ……」
「あ……いや……ワシは……ただ……」
クレームの98%をウルポンに向けてたとは言え、多少は彼女に対しても向いてた事で、タジタジになってるトロデさん。
「此処では落ち着いて話も出来ませんね。何処か良い場所はありませんか?」
身内の煩さにウンザリなアハトさんが、優しくユリマさんに話せる場所を問う。
因みに私の見解だと、話しを煩くしてるのはウルポンに原因があると思います。
「で、でしたら私の家に来てください」
「大丈夫なんですか?」
「はい。私と父の二人暮らしですし……」
「ではお言葉に甘えましょう。あぁ
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