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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第二話:旅は道連れ、世は情け無用。
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(トラペッタ)
リュリュSIDE

ラーミアちゃんの我が儘に巻き込まれて、人生初の異世界冒険に旅立ちました。
お父さんと一緒じゃ無い上にウルポンが一緒に居る事が不本意ですが、次の機会の為に色々異世界冒険の事を学ぼうと思います。

自分達の都合しか考えていないウルポンを初めとする私達は、見た目以外が凄く常識的なヤンガスさんって言うオジサンの一言で、この一行の旅の目的という物を知る機会を得た。
でもビックリなのは、トロデさん(自称王様)と一緒に旅立ったはずのアハト君までもが、旅の目的を知らなかったという事です。

何となく……何となくですけども、このアハト君はリュカ家と同じ臭いがしますね。
気が合いそうです。
あ、でも度が過ぎればウルポンみたいになっちゃうから、注意は必要です。

それでトロデさんが言うにはね、ドルマゲスって道化師さんが彼等の国を壊滅させたから、その道化師さんを探し出す為にトラペッタに住むマスター・ライラスって魔同士を訪ねるそうなんですよ。そのマスター・ライラスって魔同士さんは、ドルマゲスって道化師さんのお師匠さんらしいから、当人を見つけ出す手伝いをさせるという事……

上手く行けば良いですね。
私達は掻き集めたアクセサリーを売り払い、今後の旅に必要な物を買い求めます。
因みに売り払った総額は7000(ゴールド)でした。

ウルポンが私に4000(ゴールド)渡して、『女性だし、男と違って生理用品とかが入り用だろ? 全部使えって意味じゃ無いけども、多めに金を渡しとくよ』と多少セクハラ混じりの気遣いを貰えました。

マリーちゃんと違って無駄遣いはしないから、4000(ゴールド)も使い切らないけど、やはり言われた通り女性特有の品々が必要になるので、有難く使わせて貰います。
可能な限り得値商品を選びますけどね。

必要最低限の物を購入してウルポン達と別れた広場へ戻ろうとしたら、美味しそうな焼き鳥の匂いが漂ってきました。匂いのする方に視線を向けると、そこは一般的な酒場で、中からは賑やかな声が聞こえてきます。

必要品の購入に500(ゴールド)も使わなかったので、ちょっとくらいならお酒を飲んでも問題無いと、ちょっとだけ考えたんですけども……お酒の匂いを纏わせてウルポンのとこに戻ったら、どんな嫌味を言われるか分かったもんじゃ無いので、美味しそうなお酒の誘惑を断ち切って広場へと戻る事にしました。(う〜ん、リュリュちゃんってば真面目?)

そんな真面目っ子リュリュちゃんが広場へと到着すると、何やら黒山の人集りが……
近くに居たオバサンに何事か聞いたら「町の中にモンスターが入り込んでるのよ! 早く追い出さないと」と嫌悪感を露わに教えてくれました。

この町は四方を高い壁に囲まれてる造りなの
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