暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第250話 太陽の名を持つ少女
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 丁度、太陽が沈み……夜になったその時に。



 リュウキが言っているサニーと言うのが、自分たちが知っている彼女であると決まった訳ではない。ただ、同じ名前を付けただけかもしれない。
 その人も、太陽が好きだっただけかもしれない。

 つまり、確信なんてない。決まった訳ではない。だけど――――――。
 

「み、みんな?」
「どう……したの?」

 スリーピングナイツ全員の顔から笑顔が消えてしまっていた。ユウキやランの涙と一緒に 他の皆の笑顔を流してしまった様に思えた。
 シウネーも、……あの勝気なノリでさえも この時は眼に光るものがあった。男性陣、ジュン、テッチ、タルケン。その3人も 何も言えず ただただ顔を俯かせるだけだった。


「皆…… 知っているんだな。彼女は、サニー。……現実での 名は……」

 
 リュウキが最後まで言う事はなかった。

「ご、ごめん、なさい…… わ、わたし……、わたし………っ」

 光の粒子状となって まずランが消えてしまった。
 何か操作をした訳でもないと言うのに消えてしまった。

 ランがいたその場所には 小さく【DISCONNECTION】という文字列が浮かび上がっていた。

 それが引き金……だったのだろう。ユウキも同じ様に光の粒子となってしまった。
 残った皆も次々と消えてしまう。まるで悪夢を見ている様な光景、だった。

「え……え、み、みんな……っ」
「どう、して……?」

 思わず駆け寄るレイナとアスナ。



 そして その場所に 残ったのはシウネーただ1人だった。
 



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