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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第250話 太陽の名を持つ少女
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なると言う気持ちを理解する事が出来たから、それをする事で嫌がられるかもしれない、と思うけれど、それでも リュウキは運命の人を、……愛する人を、結城 玲奈を紹介したい。
『リュウキは負けちゃダメだから。絶対、負けちゃ駄目だから』
彼女はそう言ってくれた事があった。
そして、負けそうになっていた自分を救ってくれたのも、きっと玲奈だ。
そんな玲奈を紹介する時、どんな表情をするだろうか。あの幼き頃 きっと自分自身は彼女の事が好きだったんだと思う。その気持ちをはっきりと理解しているとは思わないけれど、きっとそうだったんだと思う。
彼女もそうだったのだろうか。……もし、そんな中で 玲奈を紹介したりしたら、頬を膨らませて怒るかもしれない。それこそ玲奈の様に。
だって、思い返してみると 彼女は玲奈と何処となく似ているところがあったから。
だから、リュウキはもう一度 この世界で彼女の名を呼ぶ。
もう一度会って、話をしたいから。
「《サニー》と言う名の少女の事。……太陽の名を持つ彼女の事を、皆は知っている……のか?」
黒鉄宮に光に満ちた。
こんな光景、アスナとレイナは初めてだった。
この新生アインクラッドが実装されて、皆でBOSS攻略をした後に何度かここに訪れた事があった。アスナもレイナも何度かパーティーリーダーを引き受けた事があって、この剣士の碑には自分達の名前が少なからず載っている。だから ちょっぴりスリーピングナイツの皆には 何だか申し訳ないって 戦いの後も少なからず思ってしまったけれど、それでも ここに来る事で皆の悲しそうな顔が笑顔に戻ってくれると思っていた。仮に皆がそれを見たとしても。
『わーー! アスナとレイナもあるよーーっ!』
『凄いですっっ!』
『うわっ! ほんとだ! おおっっ!! リュウキのだってあるじゃん!』
『すごーーいっ! あ、キリトって名前もっ! あの助けてくれた人だよねー??』
『『『わいわいわい!!!』』』
と、目を輝かせながら大盛り上がりを見せるだろうとも想像がつく。
そうなったらそうなったで、凄く恥ずかしい事になりそうだとも思う。でも一貫して言えるのは 笑顔に戻ると言う事を確信できた事だった。
そして、更に黒い宮殿を光の宮殿へと変える自分達も知らなかった大サプライズ。
やっぱりリュウキは頼りになると同時に、改めて 知識の宝庫だと言われている事実を目の当たりにして何度でも驚く。レイナも、勿論アスナも 本当に誇らしく、それでいて憧れの視線を送っていた。
送っていたからこそ、そんなリュウキ
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