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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第250話 太陽の名を持つ少女
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な目に合されてるし、全然悪意がない状態ででも巻き込まれるところがあるから、更に厄介なんだ……。読みようがないから」
リュウキに嫌われる事を何よりも嫌がるアルゴだから、そんな喧嘩を売る様な真似は絶対にしない。……が、持ち前の情報力を駆使して、リュウキが好みそうな情報をリークし、本人は絶対に好意的に情報を…… と言う事が多いのだけれど、結果として色々あったりするのが多すぎるのがアルゴの情報なのだ。
『ハート型の剣』の一件だって、そもそもの情報源はアルゴだからだった。
「ん……」
アルゴの話はとりあえず終わらせた リュウキは、ゆっくりとスリーピングナイツの皆の方へと歩み寄った。実を言うとリュウキにとっての本題は ここから先だったから。
「……これが オレには
ただの
(
・・・
)
偶然とはどうしても思えないんだ。この光景が生み出されるタイミング。……結構シビアだから。だって、オレ達。……オレの仲間達がここに来た時には一度もなかったから。……ただの一度だって…… なかったから」
ユウキとランが、その言葉を訊いてゆっくりと振り返る。
笑顔だった。……本当に笑顔だった。ユウキに言ったっては、まるではしゃいでる子犬のよう。
猫妖精族
(
ケットシ―
)
にしかない尻尾が見える様だ。
ランもユウキに比べたら凄く大人しいと言えるが、それでも笑顔だけは輝いて見えていた。
そんな2人を、いや スリーピングナイツの皆を見ながら、リュウキは続けた。
そして 次のリュウキの言葉が―――――再びこの場所に静寂を生む。
「……そう、だな。まるで、
誰かが
(
・・・
)
皆を祝福している様に見えた。…………オレには、視えてならないんだ。皆の事を……」
光に包まれた時以前にも、賑やかの代名詞である、と言える皆と一緒にいた事もあったし、それに加えて光の宮殿が出来た事に感動し、一際静寂に包まれていた黒鉄宮が賑やかになった。
そんな空間だったのに、リュウキの声が透き通って皆の脳にまで届いてきた。
リュウキは光に両の手を差し出す様に 前に出し掌を上に向けた。
「日の光――って、凄く気持ちいいよな。これは光の反射なんだけど、全く変わらないよ。………ただ、暖かいだけじゃない。何だか包んでくれている様に感じる。……ここの光は、現実のものと全く変わらないってオレは思う。とても 優しい光」
光を全身に浴び、全身で感じながらリュウキは眼を閉じる。
「暖かい光―――。……いや、
太陽
(
・・
)
と言うべき、かな」
『!!!』
その言葉は 無意識にずっと、避けていたワードだったかもしれない。
光や暖かさと言った、
それ
(
・・
)
に連想さ
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