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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第250話 太陽の名を持つ少女
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この新生アインクラッドは シルフ領土。大体ルグルー回廊の付近を浮遊している」
「えっと…… そう、だったの??」
「ああ。空を飛んだ時 大体位置を把握したよ」
新生アインクラッドは、浮遊城。つまり当然空に浮かんでおり、各領土を周回している。
其々の種族の領土内からあまり離れられないプレイヤーの為の措置であり、その名前の通りに演出する為と言う理由もあったりするが、とりあえず一カ所には留まったりはしていないのだ。
でも、普通は地上から空を見上げる事で新生アインクラッドの位置を把握するものなのだけど…… どうやらリュウキは 空からでも大体の位置を把握したみたいだ。ここから見える地平線の先に見える地形とか、空気の流れ? とか身体全体で感じ取っているとでも言うのだろうか……? この場にリズやクライン、……キリトとかがいれば、盛大なツッコミを受けそうな気がするのだが、その辺りはスルーしよう。
「このアインクラッド位置と時間帯。それらの条件が合わさってこの景色を作り出しているんだ。そこの天窓から照らされる日光がこの鏡の様な床タイルや壁に当たって上手く反射を繰り返して、『光の部屋』を形成しているみたい、なんでな。……黒鉄宮、と言う名はこの時は改めた方が良いかもしれないな……」
リュウキも光に手を伸ばしながらそう言っていた。
包まれている感覚がする。……普通ここまで光が集中してくると眩しくて目も開けにくいと思ってしまうし、光熱だって凄いものになりそう、と思ってしまうのだが、不思議とそんな不快感は一切無かった。
「……凄く綺麗ね。それに流石リュウキ君。こんな情報、私訊いた事無かったよ」
「まぁ、オレも知ったのはつい最近だ。……アルゴの情報でな。『光の宮殿ニなるカラ 見に行コウ!』とか何とか言ってきてさ」
アスナにそう説明すると、レイナがそれを決して聞き逃さず リュウキにぐっ と近づいた。肩をきゅっ と握って。
「……それで、アルゴさんと一緒に来たの……? ここに……?」
「ん? いや。丁度皆との約束だってあった時だったから。……ほら、森で囲まれた22層で新たに解放された森林浴するのに更に最適な場所にピクニックに行こうってあっただろ?」
頬をやや膨らませ、ちくちくとプレッシャーが突き刺さると思うが当然 暖簾に腕押しである。
でも、レイナにとっては嬉しい解答だったから、直ぐに笑顔になった。
「……あっ、あったね! うん、覚えてるっ!」
「キリトくんやユイちゃんも含めて家族水入らずで行った場所、だね。家からはちょっと離れてたけど、凄く素敵な場所だったっけ。……成る程。あの時なんだかリュウキ君、渋い顔してたから少し気になってたんだけど、そんな事があったんだ」
「まぁ、な……。アルゴには色々と大変
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