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ゾイドSS?
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「……そして、この戦いで失われた、多くの命のために、哀悼の意を込めて黙祷したいと思います、それでは」
「黙祷っ!」
 共和国大統領の素晴らしい演説の後、鎮魂の鐘が鳴らされ、多くの観衆が黙祷を捧げた……
 ワー、ワー、ワー
 その後、数万の観衆の前で、惑星Ziを救った英雄達。 そして自らグラビティカノンの砲弾となり、この世を破滅させようとしたデスザウラーを倒した、バン・フライハイト「大佐」に勲章が授与されようとしていた。
「アーバイン小佐、ムンベイ大尉、前へっ!」
 デススティンガー討伐と、高高度からの撃墜など、諸々の戦果で叙勲、召集されたアーバイン。 そして様々な助力と、唯一人ウルトラザウルスを操縦できるムンベイに、相応しい階級が与えられた。
「(ボソッ)おい、いつから俺達までガーディアンフォースになったんだ?」
「いいじゃない、給料までくれるって言うんだから、貰っておきなよ」
「階級なんかいらねえっ、肩苦しい」
 しかし周りの状況を考え、仕方なく皇帝陛下の前に歩いて行くアーバイン。
「おめでとう、アーバイン」
 側近の者が勲章を付ける間に、ルドルフに話し掛けられる。
「めでたくねえっ」
「貴様っ、陛下に対し不敬だぞっ」
「いいんです、彼は僕の命の恩人で友達ですから」
「はっ!」
「よく頑張って下さいましたね、ムンベイさん」
「はいっ、大統領閣下」
 さすがの火の玉ムンベイ姐さんも、数万人の拍手と歓声と、両国首脳の前では緊張するらしい。 その後、ハーマン、トーマ、シュバルツ兄弟、ロッソ、ヴィオーラ達も勲章を受けていた…

「バン・フライハイト大佐、前へっ!」
 二階級特進し、一時的に階級が同じになった、クルーガー大佐に呼び出されるバン。 今回はフィーネと共に逃走を阻止され、この場に引き出されていた。
「立派なゾイド乗りになったな、父上もさぞ喜んでいるだろう」
「はいっ! 大佐」
 さすがに今日の呼び方は、オッサンではないらしい。
(バン…… 父さん、母さん、見てるっ?)
 招待されていた姉も、父母の遺影を抱いて、弟の立派な姿を見守っていた。
 そして皇帝陛下直々に叙勲されるバン。
「ありがとう… バンのおかげで世界が救われたんだ、こんな物じゃ足りないよ」
「俺だけじゃないさ、ルドルフ。 いえっ、皇帝陛下っ」
「やめてよっ、僕の事は今まで通りルドルフでいいよ」
「分かってるよ、ロイヤル仮面さん」
「もうっ(ポッ)」
 翼の男爵達と一緒に飛んでいたのもバレて、顔を赤らめるルドルフ。

「ありがとう、バン大佐、貴方の勇気と行動力は、後の世まで語り継がれ、ゾイド乗り達の鏡となるでしょう」
「はっ! ありがとうございますっ!」
 やがてバンに勲章を付け終わった大統領は、民衆に向かってこう
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