追求〜
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俺達の外史が中心にある)」
『つまり?』
「(簡単に言うなら、延長コードにいくらコンセントを刺していても、延長コード自体のコンセントを抜いたら全部止まるだろ?)」
『分かりにくいようで分かりやすいわね』
『ようするに、もしここにいる咲さん達の外史が“消滅”したら、他の咲さん達の外史も消滅するってことッスか?』
「(そういうこった)」
「・・・サキ?どうしたの?」
「(っと・・・)いや、何でもないよ。話は終わった?」
「ええ」
俺達は外に出る。
「(しっかし、得た情報が全部グリムロックさんが犯人だと結びつけるものばかりだな・・・露骨過ぎて怪しいような・・・)」
その時、キリトがわざとらしく咳払いしながらアスナを見た。
「うほん、いや、えーーーと。その・・・よ、よく似合ってますよ、それ」
・・・俺は盛大に溜め息を吐き、アスナは若干顔を赤くしながら指をキリトの胸に突きつける。
「うー!そーゆーのはね、最初に見たときに言いなさい!!」
アスナは着替えてくると言って最寄りの無人家屋に入って・・・見慣れた騎士団服に身を包んでいた。取りあえず次にやることはカインズさん殺害の手口の検討をつけること。だが・・・
「でもな・・・もうちょっと、知識のある奴の協力が欲しいな・・・」
「そうは言っても、無闇と情報をばら撒いちゃヨルコさんに悪いわ。絶対に信頼できる、それでいて私達以上にSAOのシステムに詳しい人なんか、そうそう・・・」
「・・・・・・あ、いるじゃん。あいつ呼び出そうぜ」
「誰?」
キリトにアスナが尋ねると、凄まじい名前が飛び出した。
「ヒースクリフ」
「「えぇぇぇ!?」」
俺とアスナは同時に声を上げる。ヒースクリフとはKoBの団長・・・つまりアスナの上司に当たる。
「ま・・・まった!俺は行かないからな!」
「なんでだよ?お前だって何回かは・・・」
「攻略ならいいけど、プライベートであの人に会うのはな・・・」
「・・・そ、そうよ。それに呼べるわけ・・・」
「昼飯おごるとか言えば来るんじゃないか?ほら、試しに」
「・・・無理だと思うけど」
アスナがヒースクリフにメッセージを送り・・・返信メッセージを見たとき、フリーズした。
「・・・やっぱダメか?」
「いえ・・・来るって」
気のせいかアスナは冷や汗をびっしりかいている気がした。
「・・・お、俺は別で情報を集めるから・・・そ、それじゃ!」
「あ!待ちなさい、サキ!」
俺は逃げるようにその場から去り、路地裏に入る。
「・・・詠」
『・・・来ると思ったわ』
指輪が光り、詠が実体化す
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