暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
追求〜
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張ると思うのだが・・・気付けばキリトもアスナをぼんやりしながら見ていた。

「・・・何見てるの」

「えっ・・・あ、いや・・・」

そこでキリトは素直に感想を告げればいいのに・・・

「えーと・・・そのどろっとした奴、旨い?」

アスナは自身が食べていた謎のポタージュを見て、もう一度キリトを見て、微妙な表情を向けたのち、溜め息を吐いた。・・・それと同時に、この服装はキリトの為に着てきたのだと言う知りたくない事実まで知ってしまった。俺は無言でキリトの足を踏みつけた。

「な、何すんだよ」

「・・・うっせーよバーカ」

アスナは咳払いをして、表情を戻す。

「わたし、昨夜ちょっと考えたんだけどね。あの黒い槍が発生させた貫通継続ダメージだけど・・・」

「うん?」

「例えば、圏外で貫通属性武器を刺されるじゃない?そのまま圏内に移動したら、継続ダメージってどうなるのか知ってる」

俺とキリトは首を傾げる。

「試したことはないけど。毒や火傷とかの継続ダメージは圏内に入れば消えるし・・・貫通ダメージも同じじゃない?」

「でも、そしたら刺さってる武器はどうなるの?自動で抜けるの?」

「・・・うわ」



「それもなんだか気持ち悪いな。・・・よし、まだちょっと時間あるし、実験しようぜ」

その言葉にアスナは目を丸くする。

「じ、実験!?」

「百聞一見」

「論より証拠って訳か」

・・・という訳で俺達はフィールドに向かう。門を出た途端、目の前に“OUTER FIELD”の文字が表示された。・・・つまり、ここからはダメージが通るという事だ。・・・俺は降りだしていた雨を鬱陶しく思いながらキリトに聞く。

「実験って何をするんだ?」

「こうするんだよ」

キリトはそういってベルトからスローイングピックを取り出す。・・・そうそう、SAOに置ける武器には属性のようなモノがあって、斬撃(スラッシュ)刺突(スラスト)打撃(ブラント)貫通(ピアーズ)に分かれている。ちなみに俺の方天画戟は万能で、当て所によってその判定が変化する。・・・ちなみに亮の迷切は主に刺突、もしくは斬撃。擬音は斬撃。葬解には打撃の判定がある。


「・・・」

キリトは装備の耐久値を減らしたくないのか、身に付けていたグローブを外し、手の甲に狙いを定め・・・

「ちょ・・・ちょっと待って」

・・・アスナがそれを止めた。見ると高価な治療クリスタルを取り出していた。

「大袈裟だなぁ。こんなピックが手に刺さったぐらいじゃ、総HPの一、二パーセントくらいしか減らないよ」

「バカ!圏外じゃ何が起きるか分からないのよ!さっさとパーティー組んでHPバー見せて!!」

「別に普通に
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