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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第一話:呪われし者達は道化師を探して面倒な連中と出会う
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空だが身体は極上だから』と下品でふざけた台詞を吐く。
呆れてると可愛く頬を膨らましたリュリュが『私、処女だし!』と反論。

するとウルフは性格の悪さを垣間見せて『何だ……まだラングにヤらせてないのか? 最近コイツの家に入り浸ってるから、ガバマンになってるのかと思ってた』と下品さを増量で女性に嘯く。どんな教育を受けてくれば、こんな下品な男に成長するんだ?

だがウルフの下品発言は続き『ラングもよく我慢してられるな、何時までもヤらせてくれない女に……』と最後の1人である戦士風の男ラングストンに話しかけた。
しかし、この男もかなりの男で『私はウルフ殿と違って紳士なのですよ。美女が側に居るからと言って、2人や3人に手を出したりせず、礼儀を以て口説くのです』と反撃。

相当な女誑しだと理解するワシ等に、言い訳をするかのように『な、何だ3人って!? 何の証拠があって3人とか言ってんだ!!?』と激しく動揺。
もうこれは間違いなく二股・三股は当然なのだと感じた所……

『あの宮廷画家のキャバ嬢……愛人でしょ? 最近よく通ってると聞きますよ』と更なる情報を暴露。『サビーネ? 何だ……お前の言ってる女ってサビーネの事か。レクルトが上客(カモ)じゃ無くなって困ってたから、少し売り上げに貢献してやってるだけだよ。リューノが身籠もって、マリーの機嫌が悪いのに、更に手を広げる訳ねーだろ!』と、さも当然に二股の事は肯定。

『何だ……お前には既に子供が居るのか!?』と驚いて訪ねると、『まだ生まれてない。彼女の一人が妊娠しちゃっただけ』と悪びれる事無く発言。
当然の様に彼女が二人居る事を認めてるので、もしかしたら彼等の世界では問題無い行為なのかもしれない。

下手に確認して、奴等の常識外な事を笑われるのは腹が立つから、進んで聞かない方が良いだろう。
それよりも、そろそろ次の目的地であるトラペッタの町へ向かいたい。
ワシはチラリとアハトに視線を送って移動再開を促した。

「どうしました陛下? もう疲れ切っちゃって、今日はこの場で野宿にしたくなりましたか?」
「違うわい。早々にトラペッタへ行きたいと考えてるじゃ!」
このアハトは、我が国で唯一ドルマゲスの呪いにかからず、人間の姿で旅に出られてる男。

勿論、武芸の腕前も我が国一番だったから、今回の旅立ちにおいて最も頼りにしている者なのだが、性格的に意地の悪い部分があり、解っててワザとスカしてくる面倒な男でもある。
新たな同行者のウルフとラングストンも同類の匂いがする為、随分と気が合っている様子だ。

「へー、近くに町が有るんだ? 良かった……何の準備も出来ずにこの世界に放り出されたから、色々と買い物をしておきたかったんだ」
「そうか……では丁度良かったの。多少の買い出しは出来るであろうて
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