予言
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雄でありミッドでは憧れの存在衛宮総刃さん」
「止めてください。さすがにその物言いは好きじゃありません」
「そうですか...では」
「六課設立の表向きの理由は、ロストロギア、レリックの対策と独立性の高い少数部隊の実験例。後見人は僕と騎士カリム、そして僕の母親で上官のリンディ・ハラオウンだ。さらに、非公式ではあるが彼の三提督も設立を認め、協力を約束してくれている」
「その理由は私の稀少能力レアスキルと関係があります。プロフェーティン・シュリフテンこれは、最短で半年、最長で数年先の未来を詩文形式で書きだす能力です。二つの月の魔力がそろわなければならないのでページは年に一度しか作成できません」
4人にページを見せるカリム
「予言の中身も、古代ベルカ語で書かれた、解釈によって意味が変わる難解な文章。世界に起きることをランダムに書き出すだけで、解釈ミスも含めれば、割とよく当たる占い、程度です。まああまり便利な能力ではないんですが...」
「この予言は聖王教会はもちろん、次元航行部隊のトップも目を通す。信用するかどうかは別にしてな」
「地上部隊はこの予言がお嫌いなんやけどな。実質のトップがこの手のレアスキルとかお嫌いやからなぁ」
「レジアス・ゲイズ中将、だね」
あの人か...前に俺の能力見せてみろっていう依頼があったな。あれには、え?そんなのでお金くれるの?って思ったよ
「ま、まあそれは置いておいて、数年前からこの予言にある事件が書き出されているんだ」
あれ?これ声に出てた?
「古の結晶と無限の欲望が集い交わる地、死せる王の元、聖地より彼の翼がよみがえる。死者たちが踊り中つ大地の法の塔はむなしく焼け落ち、数多の海を守る法の船も砕け落ちる」
「それって...」
「まさか...」
「ロストロギアから始まる、管理局地上本部の壊滅と...管理局システムの、崩壊」
「更にもう1つ...これは関係があると見てるけど」
「けど?」
「深き闇、総てを照らす光の刃を書き消さん。そして蒼き光は無に変える...しかし光の巨人が希望の光を照らし闇は倒されん」
「深き闇?」
「総てを照らす光の刃ってまさか」
「俺の事か?」
カリムとクロノ、はやては頷く
「光の巨人というワードも気になるな。いったい何を指してるのやら」
「ま、王様も思う通り総刃君は負けるんかもしれん」
「そんな訳に行くか。俺は守らないといけない者がいるからな」
「それが上手くいけばええんやけどな」
深き闇...絶対に負けるもんか!
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