第60話 海帝って...何?
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「っていう事があったんだ...言ってなくてごめんなさい」
「いえ、大丈夫ですよ、言ってさえくれれば」
「僕は誰にでも隠し事があると思うからいいんじゃないかな...」
「私もです」
「じゃあ...行こうか、庭園に」
「主様、今度はどうかしましたか?」
「皆にここを紹介に来たって感じだな」
「この方は?」
「紹介が遅れました、私はシロネナンバーズ、初期型、No.3、ドライです」
「ここ以外の島って...何があるの?」
「ここを含め、城、庭園、錬金舎、図書館、蔵、工房、研究所、調合所、城壁の9つです」
「合わせると1つの城になるわけか...
で、まだ、問題がある訳なんだけど、神殿をギルドより先に見つけて
壊さなければいけないんだよ」
「空と陸なら〜、僕と〜月白で〜、探せるけど...海はね〜」
「奴を呼ぶしかないのか...」
「まだ、喧嘩してたんだね〜、あの子楽しい子なのに〜」
「え?奴ってだれ?あの子って...誰?」
「海帝です、呼ぶなら呪文は私と抹茶を呼んだときと同じものを」
「じゃあ、呼ぶか...でも、ごめんね
我、求は魔獣、我に相応する者を求」
「なんだ、雷帝、竜帝」
「主殿がお前を呼んだのだ」
「主?この人間か、お前も落ちたものだな」
「よく言うわ、お前もすぐに主と呼ぶだろう」
「じゃあ、いい、我に触れてみろ、魔力を流し、質と量で見極めてやる」
「分かったけど...」
「う、ぐ、グガ...」
「あ、もうやめるね」
「そういうことでしたか...主、私に名前を」
「じゃあ、瑠璃でラピスラズリとも言えるけど」
海なら瑠璃か紺碧だけど...瑠璃のほうが名前みたいだしね
「ありがたき幸せ」
「だから言ったでは無いか」
「そうだな」
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