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【凍結】剣製の魔法少女戦記 外伝・ツルギのVividな物語
003話『ヴィヴィオの思い』
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がいようともいつか追いついて横に並び立ちたいっていう思いがヴィヴィオちゃんの心の内には存在している。
同時にそれが焦りを生んでいるから僕はヴィヴィオちゃんがいつか体を壊さないかという心配になっている。
まぁ、そこら辺は事情を知っているシホお姉ちゃんも協力的で昔になのはさんに教え込んだ教えをまたヴィヴィオちゃんに教えているという。
だからきっと大丈夫……。
それにもしヴィヴィオちゃんが無茶をしそうになったら僕が無理やりにでもして止めて上げられればいいんだ。
ヴィヴィオちゃんの気持ちが痛いほど分かる僕にはそれしかできないから……。
「もちろんノーヴェにも師事している事は変わらないからストライクアーツも学んでいるんだけどね。最近はストライクアーツと士郎さん、シホさんに教わっている武術を合わせた動きもしているんだよ?」
「うん。それは一緒に士郎パパ達に教わっている僕は知っているよ」
先程までの真剣な表情からはもう変化していたのかヴィヴィオちゃんはいつもの明るい表情に戻っていた。
よかった……僕個人としてもいつまでもあんな表情を浮かべているヴィヴィオちゃんはあまり好きじゃない。
ヴィヴィオちゃんは笑顔を浮かべている方がよっぽどお似合いなんだ。
「よし! もう暗い話はなし! それじゃツルギ君、今日もうちに帰る前にツルギ君の家に寄らせてもらうね」
「うん、わかったよ」
それで僕とヴィヴィオちゃんは昔からの二人のやりとりで手を繋ぎながら一緒に帰っていくのであった。
今日も特訓を頑張らないとね!
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