零部
十六章
荼枳尼天
[8]前話
ガァガァガァガァガァガァ
真宵の森に身を潜めていた八咫烏の群れがその場から逃げるように一斉に飛び立った瞬間!
ドゴォォォォォォン
突如森が跡形もなく吹き飛び代わりにできたのは
底が見えない大穴だった
その大穴を作った張本人達が大穴を隔てて立っていた
「百鬼...枷を外せ」
ボォッ
(主様...貴方の魂を削る事になるけれど...その覚悟はできているのね...良いわ今日は特別よ)
魔剣化した百鬼のビット型機関『依綱』から蒼い焔が刃として形成された
「秋水、手は抜いちゃダメだぞ!...なんてな、秋水...お前の好きなもの買ってやるから本気で殺るぞ」
シャリン...シャリン
(手を抜く気なんて無いわよ...主いやシュウ後で魔界の特上油揚げ買ってよね...百鬼、貴女を憎しみか解放してあげるから)
そして、秋水も百鬼と同じくビット型機関『妲己』から紫の焔が刃を生成した
(行け...妲己)
(依綱...奴を秋水を切り刻め)
ガンガキンカンカンカン...カラン...スゥ
お互いのビット型機関がぶつかり合い砕け散った直後
「咆牙ァァァ...イクゾッ!!お前の間違いは俺が正す」
「シュウゥゥゥ...お前の国と偽善を俺がぶっ壊してやる」
同じ血筋を持つ者同士が悲しくも避けられない闘いなのただろう
続く
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