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レインボークラウン
第四百七十六話

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            第四百七十六話  服のチェンジ
 華奈子は登校の時にパジャマから私服に着替えた、美奈子はその着替えた服を見て華奈子に尋ねた。
「新しい服よね」
「さっき下着も靴下も換えたの」
「全部そうしたの」
「ええ、全部ね」
「それってまさか」
「全部新しいのだから」
 おろしたてばかりだというのだ。
「それを着てね」
「もう気持ちをなの」
「完全に切り替えてね」
「水の魔法を使ってみるのね」
「そうするわ、服も変えると」
 そうすればというのだ。
「気持ちも全然変わるでしょ」
「そうね、確かに」
「だからこうしてね」
「服を全部着替えて」
「全部チェンジした感じにして」
 そのうえでというのだ。
「今日からまた水の魔法使っていくわ」
「それじゃあね」
「今日も塾あるし」
 魔女のそれがだ。
「張り切ってやっていくわね」
「わかったわ。そういえば今田先生もね」
 美奈子はその先生の名前も出した。
「スランプの時は気持ちを切り替える様にされてるそうよ」
「そうなの」
「そうしてね」
 気持ちを切り替えてというのだ。
「魔法もされてるそうだから」
「気持ちの切り替えって大事なのね」
「そうみたいね、先生でも」
「何かね」
 着替え終わってだ、華奈子はこんなことも言った。
「儀式してるみたいよ」
「下着も靴下も全部着替えて」
「そうしてね」
 まさにというのだ。
「そんな感じがするわ」
「そうなのね」
「美奈子も一回やってみる?」
「そうね」
 美奈子は華奈子のその言葉を受けて言った。
「それじゃあね」
「まあこうした時はないに越したことはないけれど」
「その時になったら」
「そうやっていくわ」
「それじゃあね」
 こうした話もしてだった、着替え終わった華奈子は美奈子と一緒に学校に行った。ここで気持ちはもう完全に切り替わっていた。


第四百七十六話   完


                        2017・8・27
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