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逆襲のアムロ
45話 生きたい想い 3.14
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な。そこでビスト財団の暗躍とクワトロ・バジーナという存在が互いに喉に刺さった魚の骨様に思えたところで私ら彼の下へ派遣されたのだ」

「それではこのような状況になることも・・・」

シュナイダーは顎に手をやり言葉を選び話した。

「想定は・・・していたかな?取りあえずは彼の行動は世界を導く上で公平さはあった。決してビスト財団にプラスになるような動きはしなかったのだ。だから2人の閣下の考えは杞憂にも思えたが・・・」

「が?」

シュナイダーは照れたような顔をして、連邦の英雄に笑顔を見せた。

「この歳になると様々な経験をするもんでな。勘だよ。嫌な予感ほど結構あてになるもんだ。ミハイルに付けさせて今に至った訳だ」

「・・・成程な」

アムロはクワトロを見た。外傷的には大したことはないように見受けられたが瀕死だった。
騒ぎを聞いたか、ブライト、カイ、ハヤトと駆けつけてきた。ララァがユニコーンより降り立ったアムロへ歩み寄ってきた。

「またすぐ会いましたね」

ララァがニコリと語り掛けてきた。アムロはそれに応える。

「ああ、良く分からなかったが助かった。ありがとう」

すると瀕死のクワトロが声を漏らし出した。

「ああ・・・」

それに気付く皆がクワトロを見た。

「・・・っフフ・・・アムロ・・・私は・・・シャア・・・一部に・・・過ぎん・・・」

そしてクワトロは絶命した。
ララァはアムロに密かに語り掛けた。

「(この艦の中から少数で話が分かる方を選んで1室に集めてくださいませんか?)」

ララァの提案はアムロにとって理解できた。理解できないような異次元な話を理解できる限られた時間で理解してもらう必要があるためだった。

* ラー・カイラム 艦長室

ララァを取り巻き、ブライト、カイ、ハヤト、シャア、シロッコ、シュナイダー、アムロ、カミーユと室内にいた。

「さて、話してくれるかな」

ブライトがララァに促した。ララァはソファーに座った。

「もはや一刻の猶予はありません。というのは皆が承知しているでしょう」

一同頷いた。

「フロンタルを止めなければなりません」

ブライトが代表して尋ねた。

「どうすればよいでしょうか?ララァさんは知っていらっしゃるのですか?」

ララァは目を瞑り、次に見開くとアムロを見た。

「アムロ、貴方の力がまず必要です」

アムロは少し間をおいてから理由を聞いた。

「・・・何故ですか?」

「この世界の歪みを修正するに異次元の要因、つまり貴方の存在が必要です」

アムロは両手を挙げて不明瞭だとアピールした。

「オレに何の力があるのかが分からない。第一、ここにいるカミーユやシロッコ、シャア
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