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逆襲のアムロ
45話 生きたい想い 3.14
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ァの質問に答えた。

「動機?私はララァを救いたいだけだが」

ララァは首を振った。

「私の中にいたあの者ならばそれはララァではありません。貴方とこのアムロが作り上げた幻想」

アムロはその昔、インドでの話を思い出していた。ララァは話し続けた。

「貴方はそれを知っているはずです。何故なら、貴方は全てを知っているからです」

シャアの表情はそのままだった。そしてララァの話に耳を傾けていた。

「幻想を救うことができません。元々在りもしないものなのですから。救うのであればその幻想が貴方達を救うのです。貴方と幻想を昇華させるためにアムロを使うなど不可能です」

アムロはララァの話についていけず、ララァに説明を求めた。

「ちょっと待ってくれ。ララァ、どういうことだ」

「このシャアは貴方の魂が欲しいだけなのです。既にシャアの魂は穢され、アムロのように本来の器であるものから離されていい様に使われているの」

「インドの時と違って具体的だな。もう少しいいかな」

「ええ」

アムロはララァの下へ寄り添った。ララァは銃口をシャアに定めたままだった。鏡の中のアムロも腕を組んで、それを見守っている。

「シロッコが封じていたメシアという貴方達2人が産んだ幻想は、理の地平へ歩む世界を正しい方向へ戻そうと努力していたの。その要因は2つあった。1つはアムロ、貴方とシャアという異世界の存在。もう一つはそれを利用して理に触れようとした野心家の存在」

皆が黙ってララァの話を聞いていた。

「既にその者の手にシャアとそして幻想が落ちた。あとアムロ、貴方が捕らえられたら・・・。この世界が事象の向こう側で摺りつぶされる」

「何故オレを捕まえたい?」

「この世界をより正確に問題なく理へ通ずる鍵は貴方とシャアの2人で開けたドアにあるのです。それを開ける力、放大なエネルギー。彼にとってメシアはただ邪魔なだけな存在。私、彼女の仕事は目の前の均衡を揺るがす存在を消すこと。その為に彼は私から離れてドアの解放に向かったのです」

鏡の中のアムロが顎に手をやってララァの話を頷き聞いていた。彼はララァに一つ疑問を呈した。

「シロッコはそれを感覚で読み、何故メシアを封じたのだ?かの者に加担するような」

「シロッコは敢えて、この世界のものだけで事態の解決を図りたいと思っていたようですね。驕っても、現状を見ればその気持ちも分かります。次元調和な話です」

地球圏の宇宙潮流による各サイドの機能不全がシロッコの危惧を物語っているとララァは言っていた。
アムロはシャアに目を向けて質問を投げかけた。

「何故、お前は理の力を欲するのだ」

シャアは表情を変えず答えた。

「・・・全てはマスターの為だ。マスター
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