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魔法少女リリカル☆イリヤ
サーガ ファイナル
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は起きて下を見下ろす。ここは20階のビル、その最上階だ。そこで下に本来いるであろう人を見下ろすが人なんていない。悲しいがそれが現実

「総刃」

「美遊...俺...どうしたら」

「大丈夫、総刃はいつも私たちに希望を与えてくれた。きっと今回も希望をくれる」

「なんだそれ...確証のない事は言わないんじゃなかったのか?」

「確証ならあるよ。総刃の存在、それが奇跡。きっと、誰よりも...強い存在そして...希望」

下を向いたままじゃダメだよな...うん。

「...ありがとう美遊。なんか元気出たわ。それよりあのでっかい繭はどうするんだ?」

「あれなら私とイリヤの並列限定展開でなんとかなる。あとはクロに約束された勝利の剣の矢を放ってもらえれば」

「それで繭を破壊できると...イージスは?」

「後の事を考えると残しておいた方がいい。それに...」

「それに?」

「嫌な予感がするの...何か...強大な...悪意が迫るような」

この時、俺は解らなかった。美遊の言いたい事が...



















「さぁ、フィナーレよ!」

「うん!」

並列限定展開(パラレルインクルード)!

「投影(トレース)開始(オン)!」

「本当に僕たちは見てるだけでいいの?手伝える事とかは」

「そうね、...じゃあ祈っててちょうだい。勝てると...行くわよ!」

「「「約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!!」」」

繭に攻撃する...繭は...な!?

「幼虫!?」

「恐らくあれが本体。でもまだ中に」

「中に?」

「恐ろしい敵がいると...思う」

「っ!...ディアア!!」

「ソウ!?」

「ウルトラゼロキック!!」

炎のキックをかますが

「....」

「なっ!?うおっと!?」

吹き飛ばされる

「だったら!光輝く永久の剣(ウルティメイトゼロソード)!!」

「ゼットン!」

「くっ!」

デカイ、ビル一つあるんじゃないかと思うほどデカイ。だが

「負けるわけにはいかねぇんだよ!光輝く腕星(ワイドゼロショット)!!」

腕、鎌を削ぎ落とす。そして

「神に届かぬが故の鎧盾(ウルティメイトイージス)!」

チャージし

「神に抗う蒼弓の矢(ファイナルウルティメイトゼロ)!」

放つ

「ゼッ...ト...ン...」

「よっしゃ!倒してやったぜ!お前が親玉だろう?バット星人!お前の切り札は倒したぜ!」

「切り札を倒した?何を勘違いしているのだ?貴様が倒したのは幼体に過ぎん!」

「なっ!?」


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