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【凍結】剣製の魔法少女戦記 外伝・ツルギのVividな物語
002話『クラス分けと写真』
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ん。おはようコロナ」
「おはよう、コロナちゃん」
「コロナはいい方だな……。俺の事を馬鹿にしないから……」
「あはは。頑張れ、キリヤ……」
「シン……お前もいい奴だよなー」
リオちゃんは本名は『リオ・ウェズリー』。とても活発な女の子である。去年の学期末の頃に僕たちと知り合ってすぐにキリヤ君とは犬猿の仲になったくらいには僕たちの仲に溶け込んでいる。
そしてコロナちゃんは本名は『コロナ・ティミル』。少し大人し目の女の子だけど意外によく動く。ゴーレムも作る才能を持っている為にここにはいないけどシホお姉ちゃんに少し師事を受けているとの事。
最後にシン君、本名は『シン・クラーク』。少し糸目な感じで僕たちのグループの仲では一番冷静な心の持ち主かな?大体周りに気を使ってよく助けてくれるし……。ただ生まれつき腕力がないらしく主に脚での走り込みをしているとか……。なんかノーヴェさんに弟子入りしているとかなんとか……。
僕を入れてこの六人のグループでよく行動を共にしているんだ。
いつもこの六人が集まればなんだって出来ると信じて疑わないくらいには僕達は仲が良いと自負している。
そんな中、ヴィヴィオちゃん達三人が一緒のクラスになれたことでハイタッチをしているので僕たちもそれに習おうかと思ったんだけど、
「さすがに、恥ずかしいよな……」
「うん。すでにヴィヴィオちゃん達は周りの上級生の人達に笑われているしね……」
キリヤ君とシン君はどうやらあまり乗り気じゃないらしい。残念……。
だけどそれから六人で講堂へと向かっていって校長先生のありがたい言葉をもらっている最中、
「(ふぁ〜……)」
どうやらキリヤ君には聞いていて眠たくなるらしいので代わりに眠気覚ましに顔を近づけて耳元で小声で「キリヤ君、起きて……」って囁いたらすごい叫びそうな顔で耳を抑えて周りをキョロキョロとしていて女子からはくすくす笑われていて男子からは「この野郎……」と怨嗟のこもった視線を浴びせられていた。なにゆえ……?
そして長かった校長先生の演説もやっと終わったので僕たちは解放された感でこの後どうしようかと話し合っていた。
「しっかし……おい、ツルギ。耳元で囁くのはやめてくれよ。あれは結構心に来るから……」
「なんで……?」
「あー? アホキリヤったら変に意識しちゃったんだー?」
「うっせーぞリオ! その含みのある笑みはやめろよ!」
それでリオちゃんが圧倒的有利な取っ組み合いが始まりそうだった。
それを見てシン君は「やれやれ……」とため息を吐いていたけど、そんなにまずい事をしたかな……?
「ツルギ君も自覚しようよー……? わたし達だってキリヤ君みたいな事されたら少しドキッとしちゃうと思うから」
「そうだね。ツルギ君の囁きは一種の麻薬み
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