ターン80 学園英雄と邪魔の化身
[6/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ーを特殊召喚したーっ!これならばあのアームド・ドラゴンはこのターンの間に、さらなる追加攻撃が可能となります!」
デュエルが進んだことでようやく先ほどの奇行のショックから立ち直ったのか、再び声を張り上げるお姉さん。その解説に合わせるかのように、アームド・ドラゴンが摩天楼の夜空に咆哮した。
アームド・ドラゴン LV5 攻2400
「そんなことしたって、フェザーマンは守備表示。俺にダメージは通らないぜ」
そう、十代は今、フェザーマンを守備表示で特殊召喚した。ただ万丈目のあの自信たっぷりの目つきは、ただ単に追撃で壁モンスターをどかせるというだけでは説明がつかない気がする。まだ何か、ある。
「永続トラップ、最終突撃命令を発動!このカードが存在する限り、全てのモンスターは攻撃表示を強制されることになる」
「うっ!?」
E・HERO フェザーマン 守1000→攻1000
「まだまだぁ!追撃のダブルトラップ、おジャマデュオを発動!このカードの効果により十代、お前のフィールドにおジャマトークンを2体プレゼントしてやろう。無論、最終突撃命令の効果で攻撃表示となるがな。さあ行け、雑魚ども!」
『『ど〜も〜』』
気の抜ける声とともに、これまで見たことのない赤と青の、でもどこからどう見てもおジャマ3兄弟の仲間であろう2体のモンスターが十代の場に飛び出してフェザーマンの両脇に座り込む。
おジャマトークン(赤) 守1000→攻0
おジャマトークン(青) 守1000→攻0
「うわっ、なんだお前ら?」
『レッドでーす』
『ブルーです』
『『2人合わせて……おジャマしまーす』』
座ったまま十代の方に向き直り、申し訳程度に頭を下げる2体のおジャマ。そんな2体を尻目に、万丈目が残った最後の手札を叩きつけるようにして発動したのが見えた。
「そしてこれが、正真正銘最後の1枚だ。速攻魔法、竜の闘志!」
「あーっと、あのカードは!おじゃ万丈目、強烈なコンボを仕掛けてきました!たとえ立場はおジャマした側でも、デュエルには一切手を抜かない!それがプロデュエリスト、エド・フェニックスの教えなのか!?」
「竜の、闘志?」
『ワンターンキル……ではないが、なかなかのオーバーキル狙いだな』
やや興味を引かれたらしいチャクチャルさんの呟き。それに疑問符を投げかけるより前に、万丈目自身が今発動したカードの効果を意気揚々と説明し始めた。
「このカードは俺の場に存在するこのターンの間に特殊召喚されたドラゴン族モンスター1体を対象とし、そのモンスターの攻撃回数を発動ターン中に特殊召喚された相手モンスターの数だけ増やすことができる。十代、この意味が分かるか?」
「フェザーマン、それにお前の出したおジャマトー
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ