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遊戯王GX〜鉄砲水の四方山話〜
ターン80 学園英雄と邪魔の化身
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って生きてくるとは。

「この瞬間おジャマ・カントリーのさらなる効果と、捨てられたおじゃマジックの効果が発動する。おじゃマジックは手札かフィールドから墓地に送られた時イエロー、ブラック、グリーンの3体をデッキから手札に加え、カントリーは場におジャマモンスターいる限り全てのモンスターの攻守を逆転させる!」
「シャイニング・フレア・ウィングマン……!」

 シャイニング・フレア・ウィングマンの素の守備力は2100あるうえ、攻撃力上昇効果は攻守が入れ替わろうと引き継がれる。とはいえ、ここで攻撃力がダウンするのは十代にとっても嬉しい話ではないだろう。しかも万丈目の手札に再びあの3体が集結した、ということは、この後の展開も容易に想像がつく。

 おジャマ・ブルー 守1000→0 攻0→1000
 E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン 攻3100→2700 守2100→2500

「魔法カード、融合を発動!手札のおジャマ・イエロー、ブラック・グリーンで融合召喚だ!もう1度行って来い、お前たち!」
『ついにこの時が来たのね!おいらたちに任せて、万丈目のアニキ!』
『『『おジャマ究極合体!』』』

 白い体の大部分を占める巨大な顔に対してあまりにも貧弱な申し訳程度の体、そして胴体というよりもはや顔から直接伸びる手足。風呂敷のマントが風もないの着地の衝撃にたなびき、下半身と頭にかぶった赤い花柄パンツがきりりとカラーアクセントとして映える。

「出でよ、おジャマ・キング!」
『むんっ!』

 おジャマ・キング 攻0→3000 守3000→0

「でました、おジャマ・キング!あの異様な風体のモンスターこそが、おじゃ万丈目の操る最後の切り札なのでしょうか!」
「おジャマ・キングもまた、カントリーの下で攻守が入れ替わる。バトルだ、十代!ゆけっ、おジャマ・キング!」

 勢いよく膝を曲げて飛び上がり、キングの巨体が宙に舞う。手足をばたつかせて必死に飛距離を稼ぎ、どうにかシャイニング・フレア・ウィングマンの頭上にたどり着いた。巨大な口が重々しく開き、低い声が会場全体に響き渡る。

『フライング・ボディアターック!』

 叫び終わると同時に体を前傾姿勢にし、重力に従ってそのまま頭のパンツから落下を始める。呆然としてその様子を見上げたまま動けないシャイニング・フレア・ウィングマンに変わり、十代が伏せカードを発動させる様子が見えた。

「トラップ発動、攻撃の無敵化!このカードの効果でシャイニング・フレア・ウィングマンは、このターン戦闘でも効果でも破壊されない!」
「やはり防いだか、おジャマ・ブルーを守備表示で出しておいたのは正解だったな。だがそれも予想の範囲内だ、ダメージだけは受けてもらうぞ」

 おジャマ・キング 
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