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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十八話 機動六課のある休日 1
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、大丈夫だよね?私、引きつった顔してないよね?

「エリオとキャロは一緒にお出かけ?」

私は慌てるように二人に尋ねる。決して話を逸らす為じゃないからね?

「「はい、行ってきます!」」

元気な声で答えてくれるエリオとキャロ。うん、可愛いなぁ。

「あんまり遅くならないうちに帰るんだよ。夜の街は危ないからね」

フェイトちゃんが心配して二人を抱き寄せてそう言った。

相変わらずの心配性だな。

エリオとキャロを見送って、私達は隊舎の中に入った。

「大丈夫かな?」

フェイトちゃんがソワソワしながら心配そうな声を出す。

心配なのは分かるけど、少し冒険させてもいいと思うよ?

「大丈夫だよ、フェイトちゃん。二人とも、しっかりしてるから」

私はそう言ってフェイトちゃんを安心させようとする。

「そうですよ。それに、何かあったらデバイスの直接通信をしろって言ってありますから、大丈夫ですよ、隊長」

ドヤ顔でアスカ君が言うけど……アスカ君も、大概心配性だね。

なんて言うか、本当に兄バカ化が進んでるような気がするよ。

私のお父さんやお兄ちゃんみたいに、何かスイッチ入っちゃったら大変な事にはならないよね?

私がそんな心配をしていたら、反対側からヴィータちゃんとシグナムさんが歩いてきた。

「お疲れさまです」

ピッとアスカ君が敬礼する。うん、こういう事はしっかりやるんだよね、アスカ君は。

「外回りですか?」

フェイトちゃんがシグナムさんに尋ねた。

普段は持たないタブレット端末を持っているから聞いたのかな?

「ああ、108部隊と聖王教会にな」

「ナカジマ三佐が合同捜査本部を作ってくれるんだってさ。その辺の打ち合わせ」

シグナムさんとヴィータちゃんがそう答えた……あれ?ヴィータちゃんって直接捜査に絡んでいたっけ?

「ヴィータちゃんも?」

予定では、シグナムさんが打ち合わせをやる筈だと思ったけど?

「アタシは向こうの魔導師の戦技指導。まったく、教導資格なんて取るもんじゃねぇな」

そう言いつつも、満更でもない様子のヴィータちゃん。

最近は良くフォワードメンバーのデータを見直しているし、色々アイデアを出してくれている。

「捜査周りの事なら、私も行った方が……」

「準備はこちらの仕事だ。お前は指揮官で、私はお前の副官なんだぞ」

フェイトちゃんび最後まで言わせず、少しだけ意地悪な笑みを浮かべるシグナムさん。

「えと…ありがとうございます……で、いいんでしょうか?」

組織の中の役職と言うのは、どうにも収まりの悪いものだ。

私もフェイトちゃんも、シグナムさんやヴィータちゃんを部下とは思えない。

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