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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十八話 機動六課のある休日 1
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所いろいろあって忙しかったし、ちょっとリフレッシュできそうだ。

スバルもご機嫌なのか、食べる量がいつもの二割り増しだ。なんでだよ。

と頭の中でスバルの食欲に突っ込んでいたら、

「アスカさん。シャーリーさんの打ち合わせってどのくらいかかるんですか?」

キャロがそんな事を聞いてきた。

くぅ〜!優しいなぁ!お兄ちゃん、涙出ちゃうくらい嬉しいよ!

オレも本当ならエリオとキャロを連れて街に繰り出したいけど、さすがに待たせるってのも可哀想だしな。

「そんなに時間はかからないよ。今回は一緒に出かけられないけど、次の休みの時はみんなで行こう。その時に、案内してくれると嬉しいな」

オレがそう言うと、キャロは可愛く笑って返事をくれた。

「はい!」

うんうん。いい子だ、キャロは。

【……続いて政治経済。昨日、ミッドチルダ管理局、地上本部において来年度の予算会議が行われました。三度目となる再申請に、税制問題など各世界の注目が集まっています】

和やかに話していたら、テレビのニュースの音が聞こえきた。

何気なくそちらに目を向ける。

【当日は首都防衛隊の代表、レジアス・ゲイズ中将による管理局の防衛思想に関しての表明も行われました】

そこで美人アナウンサーから、恰幅の良い厳つい髭面のおっさんに映像が切り替わる。

朝飯食ってる時に見る顔じゃねぇな。

【魔法と技術の進歩と進化。すばらしいものであるが、しかし!それが故に我々を襲う危機や災害も10年前と比べ物にならない程に危険度を増している。兵器運用の強化は、進化する世界の平和を守る為である!】

中将の演説に、議会場のあちこちから拍手が巻き起こる。

オレにはあんまり良い内用には思えないけど。

【首都防衛の手は未だ足りん。地上戦力においても我々の要請が通りさえすれば、地上の犯罪も発生率で20%、検挙率においては35%以上の増加を初年度から見込む事ができる!】

おいおい、そりゃ極論過ぎるだろ。誰かコイツを止めるヤツはいないのか?

「ふん、力は力を呼び込む。武装強化をした所で、それは新たな驚異を呼ぶだけさ」

つい、ポロリと言ってしまった。朝飯の時にする会話じゃねぇのにな。

あー、つまんねぇ事言っちまった。

「でも、困っている人達を助ける事ができるんじゃないですか?」

オレの呟きを聞いたエリオがそんなふうに言ってきた。

まあ、おっさんの言葉を素直に受け取るとそう思うかもしれないけどなぁ。でも、力だけに頼ったやり方は危険過ぎる。

ちょっとエリオに問題を出してみるか。

「例えばさ、ある男がドロボウをしたとする。これは悪い事だ。そうだよな?」

「はい」「そうですね」

エリオとキ
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