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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十八話 機動六課のある休日 1
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動きが止まった。
「はい、終わりです」
振り返ったリインがアスカに向き直る。まだふくれっ面のままだ。
「アスカ。ラピを起動してモード2にしてみるです」
リインは怒り顔で、待機状態のラピッドガーディアンをアスカに手渡す。
「は、はい!」
それを両手で受け取ったアスカは、イヤーカフを耳に装着する。
「ラピ、デバイスのみの起動。ダブルソードモード」
《了解》
いつも通りの双剣になるラピッドガーディアン。
「モード2、スピアモード」
命令と同時に、アスカは双剣を縦に重ねる。すると、双剣が合体して一本の棍のようになる。
「やった!成功ね!」
シャーリーが合体記録を取りながら話す。
「あぁ、なんの違和感も感じなかったよ。さすが、リイン曹長!」
アスカは笑って言うが、リインはふくれっ面のままだ。
「あはは…いや、あの……スミマセン…」
リインの無言の圧力に、アスカはシュンとなって頭を下げる。
「リインさん。もうそれぐらいにしてあげたらどうですか?アスカも充分に反省してますし、そもそも悪いのは私なんですから」
さすがに見かねたシャーリーが助け船を出す。
「…もう、しょうがないですね」
ようやく、リインが表情を和らげた。
「すごく恥ずかしかったですよ?」
「はい…反省してます」
「でも、アスカには初出動の時に助けてもらったですから、許します。だから、もう気にしなくていいですよ」
リインはニコッと可愛らしく笑った。
「は、はい。ありがとうございます」
ホッ、と胸をなで下ろすアスカ。もしこれがシグナムの耳に入ったらどうなるか、気が気でなかったのは秘密だ。
「それにしても、アスカは八神家の裸を覗く相でもあるんですかね?」
油断していた所に、とんでもない事を口走るリイン。
「え?ど、どういう事です?」
心当たりがないのも関わらず、動揺するアスカ。
「派遣任務の時、シグナムの裸をみたですよね?」
「ウボォアァ!」
アスカは大きく仰け反る。
完全に忘れていたのに、まさかここで蒸し返されるとは思ってもみなかった。
「な、なんで知ってんですか!」
アスカはリインに詰め寄り、真相を確かめようとする。
「シグナムの様子がおかしかったからって、はやてちゃんがじっくりゆっくり尋問したらしいですよ?」
涼しい顔で、恐ろしいことをサラッと言うリイン。
そこに…
「どーゆーシチュエーションだったのかしらぁ?」
それまで大人しく事の成り行きを見守っていたシャーリーが話に加わってくる。
「い、いや、あれは事故だから!」
「って事は、本当に見たんだ。シ
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