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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十八話 機動六課のある休日 1
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んでいるフォワードメンバーにフェイトが伝えた。
「明日からはセカンドモードを基本形にして訓練すっからな」
その浮かれた様子を呆れ顔で見ていたヴィータがみんなに言った。
「「「「「はい!………え?明日??」」」」」
元気よく返事をしたアスカ達が、思わず聞き返した。
「ああ、訓練再開は明日からだ」
念を押すようにヴィータが答える。
「今日は私達も隊舎で待機する予定だし」
「みんな、入隊日からずっと訓練漬けだったしね」
なのは、フェイトもそう言うが、全然ピンときていない様子のフォワードメンバー。
そこに、ヴィータが悪戯っぽく笑って、
「まあ、そんな訳で、今日一日は休みだ」
休暇だと告げた。
「「「「「えぇぇぇぇ!!」」」」」
一瞬驚き、それがすぐ歓びに変わる。
「ヤッホー!」「やったー!」
アスカとスバルがバシバシ激しく肩を叩き合って喜びを表す。
「街にでも出て、遊んでくるといいよ」
激しく喜び合うアスカとスバルに若干引きながらなのはが言う。
「「「「「はい!」」」」」
自然と声がそろうフォワードメンバー。
「あ……」
喜んでいたフォワードメンバーを見ていたフェイトが小さく声を上げた。
気まずそうにアスカを見るフェイト。
「どうかしたの、フェイトちゃん?」
何となく困った顔のフェイトを見て、なのはが尋ねる。
「えーと、喜んでいる所悪いんだけど、アスカはこの後すぐにシャーリーの所に行って欲しいんだけど」
ガン!
仰け反って喜んでいたアスカがそのまま後ろに倒れる。
「おー、見事なブリッジ」
スバルが思わず手を叩く。
「って何で……あっ!」
起きあがったアスカは、以前シャーリーに言われていた事を思い出した。
”モード2をアスカの希望通りにするなら、ちゃんと変形調整しなくちゃいけないんだから、その場にいてよね”
モード2の仕様を決める時にシャーリーに注文をつけたのはアスカ自身だった。
「そうだった。忘れてた」
自分から頼んだことをすっかり忘れていたのだ。
「え?アスカさん、お休み無いんですか?」
エリオが残念そうな顔でアスカを見る。
「大丈夫だよ、エリオ。みんなとは少し遅れるけど、すぐに終わる事だから」
フェイトがエリオを安心させるように言った。
「まあ、オレが頼んだ事だから。とりあえず、朝飯にしようぜ」
アスカはポンポンとエリオを撫でた。
アスカside
オレ達は食堂で朝飯を食っていた。みんな一緒に食堂にきたから、別テーブルには隊長達もいる。
いやー、しかし久しぶりの休暇だ。
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