2回戦5日目 占星術
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ません。はっきりとは 分かりませんが、憧憬、それゆえの亀裂。これは師からも伝えられた人の在り様の一つ。気になるのなら、アリーナの最奥、第二層から彼の星を感じます。行ってみては?」
「分かりました」
「あと私に敬語は無用ですよ。それでは」
ぺこりと頭を下げどこかに行ってしまう
「アリーナにダンさんが...」
アリーナに向かう、敵は蹴散らして先に進む
「マスター、敵の真名に確信があるのはいいがまだ決まった訳ではない。ここは私に任せてくれないか?」
「ん?分かった。それじゃお願いするよ」
最奥につく、するとダンさんと敵アーチャーが
「旦那、どうします?敵、出てきましたけど」
「また隠れなくていいのか?」
「はっ!よく言うぜ先にそっちが隠れた癖に、あまつさえ俺の矢には当たってくれないときた。頭にくるね」
「ふん、誇りの欠けた矢では敵を射抜けない...か」
「なんだと?随分上から目線で言ってくるじゃねぇか。いいぜシャーウッドの森の殺戮技巧、とくと味わってここで死にな!」
「冷静になれアーチャー、お前らしくも無い」
怒りで今にも撃ってきそうなアーチャーを抑する
「...分かってますけどねぇ、旦那、こいつはちょいと七面倒な注文ですよ? 正攻法だけで戦えってんですか?」
あはは、笑うアーチャー、そこにはさっきまでの怒りは見られない。
「つーか意味わかんねぇ! オレから奇襲とったら何が残るんだよ? このハンサム顔だけっすよ、効果があるのは町娘だけだっつうの!」
ハンサムって自分で言うか?
「不服か? 伝え聞く狩人の力は『顔のない王』だけに頼ったものだったと?」
「あー……いや、まぁ、そりゃオレだって頑張ったし? 弓に関しちゃプライドありますけど」
「では、その方向で奮戦したまえ。お前の技量は、なにより狙撃手だった儂が良く知っている。信頼しているよ、アーチャー」
「……仕方ねえ。大ーいに不服だが従いますよ。旦那はオレのマスターですからねぇ。幸い相手はひな鳥だ。正攻法でもどうにかなるっしょ」
『シャーウッドの森に顔のない王決まりだな』
『あぁ、相手が口を滑らせてくれて助かったよ』
「なーにこそこそしてやがる。お前もアーチャーだろ?なら狙撃戦ってのがアーチャー同士の戦いじゃないか?」
【アリーナでのマスター同士戦闘を感知、3分後に強制終了させます】
「何を言っている。私は弓兵であった事はない。ただの殺戮兵器だよ。私はこれで戦わせてもらおう」
両手に干将莫耶が
「弓兵の癖に剣士の真似事か?あんた、とち狂ってるんじゃねーの?」
「正気だよ」
「行くぞ!」
「ハッ!死んでから後悔すんなよ
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