第四十六話 VS AIMバースト
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わ。でも、私はバトルジャンキーじゃないからね!」
俺が滝壺さんの能力、能力追跡を覚醒させながら御坂さんに頼むと寝言の続きが返ってきた。
「おーい、御坂さーん、寝るな−、寝たら死ぬぞー」
「ちょっ! 寝言じゃ無いっ! 何で雪山で遭難したみたいになってるのよっ! 確かに今寝たら死ぬかも知れないけどっ! それと棒読みっ!!」
俺が棒読みでボケると御坂さんは怒濤の連続ツッコミを返してきた。御坂さんにはまだまだ余裕がありそうな感じである。
「いや、バトルジャンキーじゃ無いとか寝言言ってたもんで……ヤバッ! 御坂さんっ!!」
御坂さんにボケ返そうとした所で俺はAIMバーストの異変を捉えた。麦野さんの能力である原子崩し発射の兆候、しかも複数だ。
「なぁっ!」
御坂さんが驚きの声を上げる中、俺はすぐさまAIMバーストと俺達の間に空間盾を設置し、当然木山先生と絹旗さんの方面にも設置した。しかし、AIMバーストから発射された原始崩しは上に向かって……
「げっ! 曲げてきたっ!?」
「ちょっ! 何よこれっ!!」
上方向に発射された原始崩しは、俺の設置した空間盾を飛び越えて俺と御坂さんの方へ集中して向かってきた。どうやら木山先生と絹旗さんはまだ敵だと認定されてないようである。
俺は自分の居る空間ごと別位相へ移動する。これで周りからはその場に居るように見えるのに全然違う空間に居るので、その場に向けて攻撃しても俺には全く攻撃が届かなくなるのだ。トリックアートが似たような能力と言えなくもないが、同じ空間内のどこかには居るトリックアートと比べて、全く別の空間内に居るので広範囲攻撃でも絶対に当てられないというのが違う所である。
「このぉっ!!」
御坂さんの方を見てみると、御坂さんは電子を操って麦のんビームを逸らしている。漫画でしか見てなかった部分なので良く覚えてないが、御坂さんが麦野さんの原子崩しを防ぐ事は出来ていたので、多分同じ方法を取ったのだろう。見ると御坂さんの周りの土は麦のんビームの影響でどんどん抉れていく。
しばらくして攻撃が止むと、俺は空間を元に戻した。別位相に居る状態では、姿が見えても気配は感じられないし、滝壺さんの能力を使ってAIM拡散力場を観測することも出来ないのだ。
「あの攻撃はキツイわぁー」
「ふぅ」
御坂さんが一息つくように言う。咄嗟のことで御坂さんを別位相に保護することが出来なかったから俺もほっとした。
「で、どうするの?」
「取り敢えず核の位置だけ探ってみる」
御坂さんに聞かれて答える。アニメでは、御坂さんが電撃でAIMバーストを全体的に
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