第四十六話 VS AIMバースト
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たくないだけなのか、それとも自分では気づいていないのか」
俺と絹旗さんが何とか言葉を絞り出した後、木山先生が冷静に御坂さんのことを考察していた。木山先生は多分、俺が木山先生と戦おうとした時に、なんだかんだで結局御坂さんが戦うことになった状況を思い起こしているのだろう。
「何でそうなってんのよっ!!」
俺たちを相手に御坂さんがヒートアップしているが、すぐにAIMバーストとの戦いでヒートアップするのだから問題ないだろう。
「まー、御坂さんがバトルジャンキーなのは揺るぎない事実なんだからそれは確定しておくとして、アレをどうにかする方法って何か思い当たることある?」
御坂さんは取り敢えずそれとなく置いといて、俺は木山先生にAIMバーストの攻略法が無いかを聞いてみる。
「いや、確定しないでよっ!」
「そうだな、少なくともネットワークが破壊されているのだから、さっきまでのように切断した部分が再生するというようなことは無いだろう。もし力場が固定されていると考えるならば、何かしら核になる物があるということだから、その核を破壊することで何とか出来るかも知れない」
御坂さんが文句を言っているが、木山先生もしっかりスルーして俺の質問に答える。この辺まで聞き出せれば後はアニメ通りで倒せるはずなので、バトルジャンキーの御坂さんに頑張って貰うとしよう。
「核があるとしたら、やっぱり頭の辺りか中央付近だよねえ」
「そうなるな」
アニメで核がどの辺にあったかまでは覚えてないが、俺が核のありそうな場所を呟くと木山先生も同意してくれた。
「能力的なことを考えると、私が参加するのは超厳しいですね」
俺と木山先生の話から、近距離にしか攻撃手段の無い絹旗さんは残念そうに呟く。
「ちょっと!! 無視しないでよっ!!」
「絹旗さんは無差別攻撃が来た時に木山先生を護ってあげて」
「超ラジャーです」
御坂さんが何か言っているが、今は関係ないので絹旗さんに守りの方を頼んで、俺はAIMバーストと向き合った。
「本気で無視!?」
「寝言につきあってる暇は無いんで」
「寝言!?」
御坂さんの戯れ言を完全に黙殺して、俺はAIMバーストの後ろから攻撃を仕掛ける。後ろから攻撃するのは、反撃の流れ弾が原子力施設に当たってしまわないように配慮してのことである。
「アンタばっかり攻撃してんじゃないわよっ!」
AIMバーストの反撃が俺に向かったのを確認してから、御坂さんはAIMバーストに電撃を食らわせる。反撃で木山先生や絹旗さんが巻き添えにならないようにある程度の距離を置いてからの攻撃だ。
「じゃー御坂さん、攻撃は頼んだ。俺は核の位置を調べてみるから」
「分かった
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