暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第249話 剣士の碑
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んだという事も同時に。

「よーしっ 全員良い笑顔だな! セットもおっけー!」
 
 ジュンがポップアップウインドウを操作し終わったところで、走り寄ってきてテッチとリュウキの間に収まった。

 カウントダウン表示がクリスタルの上に瞬く。それを見たら

『いち たす いちは、笑顔(にっ)

 は必要ないだろう。とレイナは思い、おもわず更に笑みがあふれ出てきた。初めて写真を撮る、と言う事で教えた時の事を思い出したから。

 
 やがて その瞬間がやってきた。全員が大きく笑った瞬間に、ぱしゃっと音がしてクリスタルが光った。


 それを確認したジュンが駆け寄って中身を確認。
 数秒間だけ真面目な顔をしていたジュンは、笑顔になり ぐっ と親指を突き立てた。

「おっけーっ!」

 それを確認した皆は 笑顔でジュンを迎え、もう一度剣士の碑を見上げた。

 ここに証を刻む為に、残すために頑張り続けたスリーピングナイツの皆。

 胸にこみあげてくるものがある。BOSSを倒したあの時と同じ様に、抱き合おうとしたその時だった。

「……この瞬間。このタイミングだ」

 リュウキの声が、静観とした場所に響いた。

 

 感慨深く見上げていた皆にとっては不意打ちに等しい事であり、一体なにが? と聞くまでもなく…… それ(・・)はやってきたのだった。
 


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