暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第249話 剣士の碑
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あたしらがいないと どこ行っちゃうか判らないしなぁー」
「前にもありましたよね? 『道に迷っちゃったー』ってメッセージも何度か届いたと記憶してますし」
「そうそう。それで皆で探し回った事もありましたよね。当時のMAPのシステムでは細かな位置がはっきり判らなくて大変でした」

 それを訊いて、凄く恥ずかしい記憶が蘇ってきたのか ユウキの顔がどんどん赤くなっていっていた。

「も、もーーーっ なにさー! 皆してヒドイよぉー!」

 両手をぶんぶんと振るユウキの姿を見て、リュウキがぼそりと一言。

「……こういう所が一番似てるのかも、な」
「えっ? どういう事??」

 傍にいたレイナがくるりとリュウキの方を見た。
 リュウキは流石に皆に聞かれるのは恥ずかしいので、こっそりとレイナに伝えた。

「………ほら 凄く可愛いって言葉が似合うトコ、かな」
「っっ//// も、もーーっ リューキくんっっ!」

 レイナもユウキの様にぶんぶんと拳を振るう。
 そんな2人の姿を見たらもう笑うしかないだろう。暫く皆笑った後に 約束の場所へ 目的の場所へと向かうのだった。























 





 〜 新生アインクラッド はじまりの街 中央広場〜


 この場所に来るのは随分と久しぶりに感じる。
 ここは新生アインクラッドが実装されて最初に訪れる場所であり、現在は もう直ぐ30台に登ろうかと言う所まで開通されているから当たり前と言えばそうだと言えるが。登れば登る程 難易度が上がり 攻略に時間が掛かってしまうから。
 そして 何より 22層での時間を重点的においてきた、と言うのが最大の理由だったかもしれない。

「やっぱり ここは広いなぁ……」
「うん。新生アインクラッドで一番の広さだからねー」

 このALOの上空高く飛ぶ浮遊城の世界の広さを改めて堪能した後、その隣にいたリュウキは指をさした。

「……今は絶好のタイミングだ。皆 行こう」
 
 絶好のタイミング…… と言うリュウキ。それに最初に疑問を持って口にしたのがユウキだった。

「え? どういう事?? ここって時間的なイベントってあるんだっけ??」

 ユウキ達は この世界にまだまだ来て日も浅いが、それでも第1層のはじまりの街は何度も訪れている。……勿論 最大の目的でもある《黒鉄宮》にも何度も足を運んでいる。自分達の証を刻む為に頑張ってきたから。
 だけど、イベントの類は今まであった事が無かったから疑問に思った様だ。

「はじまりの街はとても広く、イベントの数も凄く多かったと思いますが…… ここで何かあるのは私も知りませんでしたね」

 気にな
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