第十二幕その五
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「そうなったわ」
「そうですよね、お話を聞きますと」
「自然とそうなりますよね」
「これまでは何とも思っていなかったですが」
「一度聞きますと」
「そうなりますね」
「そう見たり聞いたりしたら時にはね」
その時はというのです。
「もう自然とね」
「そうなるますよね」
「人間としては」
「一体どうなるのか」
「本当に」
「そうよね、じゃあ夜までどうなるか」
ここで、です。ジュリアはどうなるのか心配になるよりはと発想を変えました。その変えた発想はといいますと。
「楽しみに待ちましょう」
「それがいいね」
モジャボロはジュリアのその考えに頷きました。
「どうなるのか不安に思うよりもね」
「期待するのね」
「その方がいいよ」
起こることについてです。
「むしろね」
「そうね、言われてみれば」
「その方がずっといいわね」
「ええ、それじゃあね」
「今夜のことはね」
「期待してそうして」
「待っていようね」
こうジュリアに言いました、そして五人もです。
今夜どんな夢を見るのかをです、五人でお話しました。
「じゃあ今夜だね」
「うん、どんな夢を見るのかね」
「楽しみにしていようね」
「どんな素敵な夢かしら」
「期待しながらよね」
「そうだよ、待つのならね」
モジャボロは五人にも笑顔でお話しました。
「楽しみにしてだよ」
「そうしてですね」
「待っていて」
「そしてうきうきしながらですね」
「夜を待てばいいですね」
「そうしていれば」
「そうだよ、じゃあお昼はね」
これからはといいますと。
「何を食べるのかを考えようか」
「うん、それならね」
ここで王様が皆に笑顔で言ってきました。
「こちらでご馳走を用意するからね」
「それをですね」
「うん、食べてね」
そうして欲しいというのです。
「是非ね」
「わかりました」
ジュリアは王様に笑顔で応えました、そしてです。
皆はお昼を食べてそうしてでした、食べ終わった後で人魚の国を後にすることになりました。そして王様に言われました。
「ではまたね」
「はい、お邪魔させてもらいます」
ジュリアが王様に笑顔で応えました。
「こちらの国に」
「そうさせてもらいます」
「また真珠を見て下さいね」
女王様はにこりと笑って言ってきました。
「いらした時は」
「はい、そちらも是非」
「あとね」
魚人の王様も言ってきました。
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