番外 リオINフロニャルド編 その6
[10/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
よってベルさんとジョーさんが吹き飛ばされて戦闘不能に陥った。
ゴライアスは懸命にコブシを繰り出すが、わたしの命令を聞くわけではない。
しかし、ゴライアスは強く、どうにかスカルリーパーを止めている。
二体は激しくぶつかり合い、その余波に巻き込まれないように逃げ惑うのがやっとだ。
「つっ…」
突如背中に気配を感じたと思った瞬間、背中に短剣を押し付けられた。
二体の戦いに気を取られすぎていたらしい。
いつの間にかシリカさんの接近を許してしまっていたようだ。
「こ、降参です…」
わたしはそこでリタイア宣言。
その宣言の後、シリカさんは能力を解除したらしい。
ガイコツムカデは霞のように消え去った。
◇
さて、結局あれだけの数で五人しか居ないアオお兄ちゃんたちと対戦したわけだけど、結果は惨敗。
まさかこの戦力で負けるとはあたし達以外誰も思っていなかったらしく、みな驚愕していた。
しかし、そんなネガティブはフロニャルドの人には似合わない。
直ぐに前向きに受け止め、みな次こそはをこの戦を糧としていた。
そんなこんなでユニオンフェスタは終わりを告げ、二週間に渡るあたし達の滞在も終わりを告げる。
旅行カバンに荷物を詰め込み、帰還準備を終えるとドライアプリコット城の中庭へと移動しした。
「あー、楽しかったね」
修行に戦。両方とも凄く充実していた。
「うん、確かに楽しかった。また来ようね」
あたしの呟きに同意したヴィヴィオ。
「そうですね」
「そうだねー」
アインハルトさんとコロナも追随した。
「ヴィヴィオはこの後の夏休みの予定は?」
「わたしはミッドチルダに帰って数日ゆっくりしたらなのはママのお休みに合わせて地球のおじいちゃんとおばあちゃんに顔を見せに行かないとかな」
「なんだ、ヴィヴィオは地球に行くのか?」
少し遅れてやってきたアオお兄ちゃんがヴィヴィオの話に興味をそそられたのか会話に混ざった。
「はい」
「そうか。地球は俺的には凄くなじみが深く愛着も有る。特に日本なんかは住みやすい所だよ」
「そうですか。…そう言えば海鳴に住んでいたのですものね」
「ああ。ついでに言えば高町の家…正確には不破の家だが、彼らとは遠い親戚だったよ」
「フワ?」
「士郎さんの旧姓。高町になる前は不破って言ったんだ」
「そうなんですか。今度行ったときに聞いてみようかな」
「御神と不破は古くから伝わる剣術を継承していてね。リオに教えている剣術もその時覚えた技術だ。昔士郎さんに教えてもらった事もあるんだよ」
え?そうなの?
「え?と言う事は、わたしも継承しないと高町家
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ