暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica4冥府の炎王〜Xweria〜
[7/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
カノーネ!」

8枚の羽根の魔力が1つに纏まって砲撃と化す。今の小さな体の状態でしか撃てないのがネックだけど、その分破壊力は折り紙つきだ。冷凍集束砲は天井を撃ち抜いて、脱出路を確保してくれた。破壊による通路崩壊も、穴の周囲が凍ってるから防がれてる。

「「「さむ〜」」」

アイリの周囲も完全に凍りついていて、氷柱が至るところに立ってる。みんな夏の格好してるから余計寒いよね。アイリは「スバル、ウイングロードお願い」と指示を出しつつ、アイリは一足先に上階に上がる。

「マリアージュの姿は無し、と。良いよ、スバル、上がって来て〜」

穴に向かって声を掛けるとすぐにウイングロードが伸びて来て、フォルセティ、ヴィヴィオ、リオ、そしてスバルとイクスヴェリアの順で上がって来た。スバルがさらに上階へと螺旋状にウイングロードを伸ばしたのを確認して、またアイリから上階へと上がる。

「次で最上階だよね、確か。よしよし。マリアージュの姿も無〜し♪ スバル、どうぞ〜!」

「は〜い!」

スバルの返事の後、タッタッとフォルセティ達が駆けて来る足音が聞こえてきた。みんなが揃ったところで、またアイリが先行して上がろうと「いってきま〜す」ってフォルセティ達に手を振りながら飛び上がったその時、いきなりフッと陰った。

「「「「上!!」」」

フォルセティとスバルとヴィヴィオとリオが叫んだ。そのおかげですぐに「パンツァーシルト!」を発動できた。頭上を確認するより早く、ガァンとシールドを殴った衝撃と音が襲ってきた。シールド越しにアイリに攻撃を仕掛けて来たのが誰かが判った。

「マリアージュ! みんな、アイリの下から離れてて!」

――フリーレン・ドルヒ――

マリアージュの周囲に氷結の短剣を30発と展開して、「フォイア!」号令を下して発射。するとアイツはシールドを足蹴にして飛び上がってやり過ごしたかと思えば、左腕の形状を変化させた。銃身というか砲身というか、どちらにしても何かを発射する機構を備えてる腕に。

「発射」

たった一言そう発したマリアージュの砲身から「ニードル弾・・・!」が射出された。ニードル弾がシールドに着弾すると一瞬で貫通、そして砕くとアイリの右脇腹を掠めて行った。ヴァクストゥーム・フォルムだったら直撃してたよ確実に。

「アイリ、気を付けてください! この信号は軍団長です!」

イクスヴェリアが教えてくれた。だったらこっちも最初から「全力全開!」だよ。重力に従って落ちて来るマリアージュへ向けて、氷槍の「コード・シャルギエル!」を12本と展開、そして発射。するとアイツは砲身から今度は「火炎放射!?」を放ってきた。

「スバル! みんなを防御!」

――マオアー・フェーダー――

「うんっ!」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ