原作編
ナンバー2!
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元師府を開設した。
長かった。
疲れた。
まあ、オスカー殿が元師府に入ってくれただけまだ良いと思うか。
俺とジークだけでは、抑えきれないところも出てくるだろうしな。
それでは、僭越ながら、元師府の提督達を紹介しよう。
速さに定評があり、オスカー殿の友人である
"ウォルフガング・ミッターマイヤー"
クラウディアの婚約者であり、智勇に優れた
"オスカー・フォン・ロイエンタール"
公明正大で鋼鉄の撃墜王
"カール・グスタフ・ケンプ"
攻撃力と破壊力に定評のある
"フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト"
などの少壮気鋭の士官達だ。
ほぼ、皆、下級貴族であり、平民出身だ。
俺たちに配慮したのか、貴族に才能がある奴らが居なかったのか。
まあ、それはともかく、
元師府には若々しい活力と覇気が満ちているに違いないだろう。
最近、ラインハルトは俺とジークに武勲をたてさせようとしている。
ジークはまだ、良いとして俺はあまり歓迎してはいない。
まだまだ、ラインハルトの隣に立つにはふさわしくないと思うからだ。
こうして、控えているだけでも、気力を使うのに。
そして、カタストロプ動乱が起こった。
ジークは勅命を受け、帝国軍人として箔がついたことを意味している。
こうして、ジークは公的にはナンバー2の位置についたが、形式的なことに過ぎない。
どうやら、武勲をたてる必要があるらしい。
なんて面倒な!
ラインハルト曰く
「レオンにもたてて貰うぞ。」
と言われた。
なんで、俺が………。
それから、ジークは、カタストロプ動乱をたった10日でおさめた。
さすが!
元師府の提督達は頷き、ラインハルトは俺と二人きりの時は鼻歌まで歌って、門閥貴族共は驚愕した。
まあ、勝利するのは当然だよな。
クラウディアのスパルタに比べたら。
マシというか、ものすごく、やりやすいもんな。
そして、ジークは中将に昇進し、〜双頭鷲武勲章〜(ツァイトウイング・イーグル)を授与された。
これでジークはどちらにしろ、ナンバー2!
これで一件落着。
と思ったのにラインハルトの奴………。
俺も、やらなければ、いけないらしいが面倒だ。
元師府の奴らは、俺の実力はどうのこうの言っているらしいが、示す気はない。
俺は、あくまで、ラインハルトの鎖。ラインハルトの親友なのだから。
というか、俺の本分は、情報収集なんだよな。
覚えているのか?彼奴ら。
という訳で今のところ、武勲をたてる気は無い。
ラインハルトは不満そうだが、今のところ、准将で充分、准将ですらめんどくさい。
ラインハルトのそばにいるために地位が必要とはわかってはいるのだが。
どちらかというと武勲をたてるより裏から
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