第二章
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だね」
「塩分に気をつけてとか」
「いや、絶対に駄目だよ」
「その通りですよね」
「そんな古い歯ブラシで何もつけないで磨いても大した効果はないよ」
矢作は首をしきりに捻りながら述べる。
「こんなことをしては絶対に駄目だよ」
「ですがこの雑誌の読者欄ですけれど」
「ううん、これはね」
「どう思われますか?」
「この読者さんはおかしいね」
矢作は首を捻りながら述べた。
「どういう人なのかな」
「歯磨きを使わないで磨くといい、ですね」
「それも三十分もかけて磨く、ね」
「塩も使わないんだね」
「それもあれですよね」
「そんな磨き方をしては駄目だよ」
まただった。矢作は駄目出しをした。
「よくこんなことを信じるよ」
「ですよね。歯ブラシだって手作りで」
「何でも手作りでいいってものじゃないよ」
稲葉にだ。矢作はまた言った。
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