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仮面ライダーLARGE
第一話「主人公は……」※修正
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れを言い始めた。
「こ、これは……桑凪がフォークダンスの練習をしたいと言い出してきてな? その手ほどきとして……」
「じゃあ、何で桑凪とそこまでくっついてるんすか!? それに、桑凪のスカートに手を突っ込んでましたよね!? 息も荒げて……桑凪嫌がってんのに!!」
「そ、それは……!」
「……自首してください」
「う……うるせぇ!!」
そういうなり、今度は俺に桑凪は拳で襲い掛かってきた。それを、かわせずに頬へもろに食らってしまう。
「いってぇ……!」
「九豪君!」
朱鳥は、俺の元へ膝をついて俺の肩に手を添えた。俺が倒れている隙に、三原は生徒らに命じる。
「お、おい! お前ら……コイツらをやれ。あとで俺が庇ってやっからとにかく死なない程度に二人を口封じだ! いうこと聞いてくれれば、お前らの前科なかったことにしてやんよ?」
「マジで? 約束破んなよゴリラ」
すると、男子達はいっせいに俺と朱鳥を囲った。
「悪く思うなクマ。お前と朱鳥半殺しにして口封じすりゃあ、俺らの前科消してくれんだからさ?」
「ふざけんな! お前ら本当に人間かよ?」
「お前こそ、その図体からしてニンゲンかよ?」
「あ、朱鳥に……コイツにだけは手だすな!!」
俺は、片手を広げると後ろで震えている朱鳥を守った。
「デブがプリンス気取ったってキモイだけだっつうの!!」
そして、俺の鳩尾へ拳が飛んできた。
「うぐぅ……!」
そのまま膝をついて鳩尾を抱えた。
「く、九豪君!?」
そんな俺の両肩に手を添えてる朱鳥は、必死で訴えた。
「お願い! 九豪君だけには酷いことしないで!?」
「黙れよ! ノロ子のクセに!!」
女子が彼女に向かってパイプ椅子を振り下ろした。それが、彼女の頭上から襲い掛かり、朱鳥は頭を抱えていたがった。
「う、うぅ……」
「や、やめろぉ!!」
そして、もう一発ほど女子が勢いづけてパイプ椅子を振り下ろそうとするとき、俺は咄嗟に朱鳥へ抑え込む形で庇い。俺の背中にパイプ椅子が命中した。
「ぐはっ……!」
「く、九豪君!?」
「ウゼェんだよ! デブゥ!!」
と、男子らは朱鳥に覆いかぶさって庇う俺の背中や脇腹、頭部へ蹴る殴るの暴行を加えた。しかし、俺はそれに耐え続けた。
――マジで、俺どうしたんだろう……?
ここまでするほど肝のある奴じゃなかったのに、いつのまにか一人の女子のためにこんなことをすることになっている。
――なんでだろう……?
昨晩、飯を一緒にくったことが何よりも心に残っていた。こんなやつに飯を作ってくれて、さらに一緒に飯を食ってくれたこと……
こんな俺に、此処までしてくれて……
暴行を受け続けながらも、俺はそう思い続けていた。
「くそっ! おい、こうなりゃ失神させてもいい! なにか鈍器とか……」
「やめときな
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