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仮面ライダーLARGE
第一話「主人公は……」※修正
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…!」
「いいじゃねぇか? あんな嫌らしい乳揺らしながら校内をウロウロされていたら、こっちたぁ我慢なんてできやしねぇよ!」
「そういや、お前って処女っぽいよな? もしかして、誘ってんのか? ん?」
三原は、後ろから朱鳥のか弱い身体を見下ろしながら、そのゴツい片手が彼女の能満な乳を鷲掴みに揉みまわし、さらにもう片方の手のひらが朱鳥のスカートの中へ突っ込んで、朱鳥が穿くパンツ越しの尻を乱暴に揉みつかんでいた。
「う、うぅ……」
その、あまりの恥じと恐怖に朱鳥はすすり泣きと共に身体が震え、声も出なかった。そんな彼女に密着する三原は息を荒げてよだれを垂らし、週の虐めっ子らはニヤニヤと見下ろして、中にはスマホで撮影する奴もいた。
「まぁ、ノロ子と九豪のクマ野郎とじゃお似合いのカップリングじゃね? ギャハハ!」
茶髪の女子が、そうスマホで撮影しつつ下品に笑った。
「まあ、あんなキモオタのブサ男なんか誰にも相手されないかと思ったけど、ノロ子と出来てたなんて意外だったわ」
周囲から雷馬を蔑む言葉を彼女へ浴びせると、そのとき初めて朱鳥は口を大きく開いた。
「九豪くんは……そんな人じゃありません!」
「はぁ? 何コイツ?」
「九豪君は……とても優しくて、カッコよかった……」
「なに最低モン同士で庇いあってんの? マジキモイんすけど!」
「先生、いつまでノロ子のムチ肉触ってんすか? そろそろ本番いきましょうよ?」
と、女子の一言が三原の欲情を起爆させた。
「う、うひひ……!」
――助けて、九豪くん……!
ただただ、自分が知るクラスメイトを思った。今までイジメられたり、いやらしいことされたりしてきた彼女にとって、唯一害を加えたりしない優し気なあの青年に救いを求めた。
この前までは、悔しい顔をしながら見ていただけの彼であるが、それでも彼女にとっては唯一の頼れる存在でもあった。
「さーって、それじゃあ生徒と教師のスキンシップでもやっか?」
……が、その時であった!
バタンッ! と、勢いよく戸を開け、一人の大柄な青年が入ってきた。その人間に桑凪は思わず涙ぐんだ。
「く、九豪君!?」
「げぇ!」
「ブタ男か?」
「くそ……クマ男かよ!?」
九豪の存在に思わず三原や他の生徒らは振り返った。
「桑凪! 大丈夫か!?」
「う、うん……」
「……あんたら! 何やってんだよ!?」
俺は、朱鳥にまとわりつく三原を振り払って彼女を俺の背に隠し、朱鳥も俺の背中にしがみついて離れない。
「こ、これは……」
まさか、DQの生徒らに朱鳥を性暴力しないかと誘われ、その誘惑に負けてしまったことを知られたら自分は教師として、社会からも……されど、密着していた場面を見られれば言い逃れることなんてできまい。
しかし、それでも三原は往生際の悪いようで言い逃
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