第二章
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口調で言うのだった。
「もうこれでね」
「終わってほっとしたか?」
「そうだっていうの」
「そう、これでね」
実際にほっとした口調で言っていた。
「入ることもないし」
「よかったよかった」
「そんな感じね」
「もう二度としたくない」
「顔にも出てるし」
「とにかくお化け屋敷は駄目だから」
今もこう言う程だった。
「二度としたくないわ」
「そこまで嫌いなんだな」
「もう徹底してるな」
「そこまでいくと」
「本当に」
「ええ、嫌いだし駄目だし」
もう生理的にという感じだった、言葉でもそれを隠していない。
「願わくば二度と関わりたくないわ」
「やれやれだな」
「本当に一度も中に入らなかったし」
「まあセットの用意や裏方として頑張ってくれたし」
「それだけでもいいかしら」
クラスメイト達はそんな郁恵に少し苦笑いになって言った、だが何はともあれ郁恵はほっとした顔でいた。そしてもう二度とお化け屋敷には関わりたくないと公言まですたのだった。どうしても嫌な為に。
お化け屋敷だけは 完
2017・9・29
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