衝撃の出来事
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「どういうことですの?敵はいないしカードもないし...もぬけのカラというやつですわね」
「場所を間違えたとか?」
「まさか、それはないわ」
「もともと鏡面界は単なる世界の境界...空間的には存在しないものなの。それがこうして存在している以上必ずどこかに原因があるはずだわ」
つまり隠れてると、となるとクラスは暗殺者か?だとするとやっかいだな、暗殺者のクラスを相手取るのは正直俺達からすれば自殺行為だ
[なのはさんみたいにドカーンとド派手に魔力砲をぶっ放しまくって一面焦土に変えるくらいのリリカルな探索法をですね]
「それは破壊だしナノハのは魔法じゃなくて魔砲だと思う...」
「なのは?誰よそれ」
「こっちの話です。気にしないで下さい」
「.....」
「イリヤ?どうしたの?」
「気のせいかな?今何かが動いたよう」
その瞬間イリヤの首に短剣が突き刺さる
「美遊!」
「砲射!!」
敵がいない...やはり今回の敵は恐らく
「あうッ...!」
「イリヤ!大丈夫か!?」
[大丈夫物理保護が利きました!薄皮一枚です]
「敵の位置は不明」
「方陣を組むわ!全方位を警戒!」
「不意打ちとはナメた真似をしてくれますわね!」
「攻撃されるまでまったく気配を感じなかったわ!その上完全な急所狙い...気を抜かないで!ヘタすれば即死よ!」
「みんな!今回の敵はハサン」
「な...」
「そんな、嘘でしょ!?」
俺達は既に囲まれていた。だがそれが後に無意味に終わるとは思いもしなかった
「まさかハサン・サッバーハとでも言おうとしたんじゃないでしょうね?」
「そのまさかですよ。こいつらは群にして個、個にして群の群れですよ」
「立ち止まらないで!的にされる!包囲を突破するわ!火力を一点集中!イリヤ!美遊」
「はい!」
「...イリヤ?」
な!?イリヤがさっきの状態から動いてない!?しまった!相手の英霊が何か分かっていながらとんでもないミスをしてしまった
「か..からだが...うごか...ない..っ!」
[魔力循環に淀みが!?物理保護が維持できません!]
「まかささっきの!(毒!?)」
「イリヤ!」
俺は一目散にイリヤの所まで走ろうとした
だがそれよりも敵の投射した攻撃の方が早かった
イリヤが!そう思った瞬間回りがはぜた
sideイリヤ
からだが動かない、声も出ない。
まるで...王手をかけられた駒みたいだなーとか思った
リンさんの判断は冷静で正確だったし
今回の敵だって前回に比べたら決して強くはないはずなのに
ただひとつ、最初の一手でおくれをと
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