第九話〜夢〜
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はもう考えてあるよ。私の出身世界がライのいた世界と酷似してるからその世界出身の誰かの遠縁にするのが好ましいんやけど…」
表向き、隊員の中に知り合いがいればライを六課で引き取る理由ができる。その為はやてはある人にライの遠縁役を頼むつもりでいた。
はやて「これからここに来る人に頼むつもりや。」
ライ「その人は僕のことをどこまで?」
はやて「その娘が知っとるのはライが平行世界から来たこと、もう元の世界には帰れんこと、この事件に巻き込まれたこと、あとはライの判断で話したって。」
はやてがそう言うとちょうど部屋の扉をノックして二人の人物が入ってきた。
なのは・リイン「失礼します。」
はやて「ああっ、待っとったよ。」
ライ(この人か…)
前日の事件が終了したあとライは一度なのはと会っていた。その時はお礼を言われた後すぐに別れてしまったのでライはなのはの名前すら知らない。というのもなのはがライの顔を見た瞬間医務室での会話を思い出し逃げただけなのだ。
はやて「紹介するね。といっても顔見知りもおるかもしれんけど。まずはスターズ分隊の隊長兼戦技教導官の高町なのは一等空尉。」
なのは「こんにちは。高町なのはです。」
ライ「よろしく。ライ・ランペルージです。」
なのはがお辞儀をしてきたのでライもお辞儀で挨拶を返した。
はやて「ちなみに君を狙撃したんは彼女や。」
ライ「えっ…」
なのは「あははっ…。あの時はごめんね。」
ライ「いや、あれは元々僕が悪かったから謝る必要は…」
なのは「そう言って貰えると助かるけど、非武装のライ君を撃ってしまった事に変わりはないからちゃんと謝るね。」
そう言うともう一度頭を下げるなのは。ライはなのはの髪の色と今の言葉から「スザクに似ている人だな。」と思っていた。
リインフォース「リインフォース・ツヴァイです。階級は曹長です。先日の作戦ではお世話になりましたです。」
はやて「彼女にはこれからライに魔法の基礎を教えてもらうつもりや。リーン、ライのこと頼むな。」
リインフォース「了解です。これからよろしくなのです。」
ライ「………妖精?」
事件の時に通信は映像があっても顔のアップのみだったためライはリインフォースの姿を初めて見たのだ。なのでライはアギトの時と同じ反応をしていた。
リインフォース「……」
ライ(しまった、反射的に。アギトの時みたいに怒らせたか?)
リインフォース「そんな妖精だなんて恥ずかしいです〜〜〜!」
ライ(……彼女はアギトとは違うようだ。)
リインフォースが恥ずかしがっている姿を眺めながらそう思うライであった。
その横でははやてがライの遠縁としての扱いの
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