26 回顧
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漂った。
(すごい美味しそう・・・)
笹山はこのマフィンを藤木に食べてもらいたいと思った。
休日が明け、笹山は学校で藤木を見るとすぐ声をかけた。
「あ、藤木君」
「笹山さん・・・」
「昨日家でマフィン焼いたの。よかったら私の家に来て食べない?」
「え、僕でいいのかい?」
「もちろん!」
(笹山さんに誘われた・・・。嬉しいなあ!)
藤木は喜んだ。その時、どこからともなく小杉が現れた。
「おう、マフィンだって!!??おう、笹山、俺にもくれよ!!」
「え・・・、ええ、いいわよ・・・」
「よっしゃー!!楽しみだぜ!!」
満面の笑みで去る小杉。藤木と笹山は小杉の邪魔のせいで嫌な予感がした。
「笹山さん、それじゃあ、楽しみにしてるよ・・・」
「ええ、楽しみにね・・・」
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