暁 〜小説投稿サイト〜
世界に痛みを(嘘) ー修正中ー
B・W編
歓迎の町ウイスキーピーク
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……」

 ナミの予想外の必死な反応に今度は此方が狼狽えてしまう。

「冗談じゃ済まないわよ!?」

 ナミは余程ショックだったのかえらく取り乱していた。
 今もアキトの服の袖を繊維が伸びるほど強く引っ張っている。

「ナミ、お、俺が悪かった。俺が悪かったから服の袖を引っ張るのは止めてくれ」
「そう思っているなら早く、私の傍に寄りなさいよ!」

 まるで痴話喧嘩を繰り広げる2人(アキトとナミ)
 眼前の光景にイガラムは言葉が出なかった。
 先程までの緊迫した雰囲気は何だったのだろうか。


 
「お心遣い感謝する。私にもっとあの方を守る力があれば……。あの方にもしものことがあれば我らの王国は終わりだ……!」
「「……?」」

 彼は自身の力の無さを懺悔するが如く、唇を?み締める。
 余程王女のことが心配なのだろう。

「……ナミ。俺も最悪のケースに対処するために王女のもとへ向かおうと思うが、構わないか?」
「……そうね。アキトも王女のもとに向かってくれる?」
「分かった」

 アキトは大気を踏みしめることで跳躍(・・)し、飛翔(・・)し、王女のもとへ向かう。

 ウイスキーピークの騒動はこれで終わりではない。
 此処よりB・W(バロックワークス)という秘密結社とルフィ達の壮絶な戦いは幕を開けるのだ。
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